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法務

【英文契約 Part 4】頻出表現のまとめ

英文契約の頻出表現 今回は、英文契約の頻出表現をいくつか紹介したいと思います(別の機会に、頻出単語・用語も書いてみます)。 ただ、頻出とは言っても、筆者がよく見かける…という類のものですので、業界や契約の種類によっても違うでしょうし、締結先企…

【契約論 その5】接続詞や読点の使い方・表記にまつわる話

接続詞や読点の使い方・表記について 契約書には、「及び」「又は」「並びに」「若しくは」「かつ」など、細かい使い分けを要求される接続詞が頻出します。こういう接続詞の正しい使い分けは、法務1年目に徹底して叩き込まれます。もし間違って使用してしま…

ヒカル氏の謝罪動画について(最後にします)

ひとまず最後の記事にします。 当ブログでは、以下のとおり一連のVALU炎上問題について、個人的な意見を書いてきました。 9月4日付で、ヒカル氏らが謝罪動画を公開されましたが、この動画を拝見しましても感想は変わりません。本件は、ヒカル氏及びVAZ社のリ…

ヒカルくん、俺はそうじゃないと思うんだよ。

前回、当ブログにおいて、VALUの炎上問題について投稿しましたが、本件について、ヒカル氏が下記インタビュー記事のとおり、メディアの取材に応じました。 ヒカルくん。俺は、そうじゃないと思うんだよ…。 インタビュー記事を読んだ率直な感想です。またまた…

思い込みや先入観を捨てるために必要なこと。

私は、思い込みや先入観ほど、ビジネスパーソンにとって厄介なものはないと思っています。思い込んだ時点で思考が止まり、自分の主観の中で数々の可能性が握りつぶされていくからです。そして、リーガルパーソンにとっては、思い込みこそ、最大の宿敵であり…

Youtuberヒカル氏のVALU炎上問題についてIT法務が思うこと。

一連の炎上について どうも、まさぽちです。 以前、Youtuber ヒカル氏の動画にハマっているという記事を書いたんですが、現在、物凄い炎上を起こしていますね。。この件について、一応、IT業界で法務を務めている身として、思っていることや感じていることを…

【英文契約 Part 3】補償条項(Indemnity)の機能と修正の方向性

「補償」と「損害賠償」との違い 英文契約の中には、「Indemnity Clause(or hold harmless clause)」という特殊な条項があります。例えば、以下のようなものです。 「Each party shall indemnity, defend and hold harmless the other party, their affili…

【契約論 その4】日本国内企業間で準拠法を定める意味

日本国内企業間の準拠法について 日本国内企業間での契約書の規定を見ていますと、第一審の専属的合意管轄裁判所については定めがあるものの、準拠法について定めていないものを見かけることがあります。 私は、準拠法を定めていない理由について、たぶん2つ…

【英文契約 Part 2】但書き(proviso)の表現方法

「但し」は、“ But ”とは言わない。 日本語の契約書でも、ずらずらと原則を述べたあと、「但し」と前置きしてから、例外を書いていることがありますよね。「Aの場合は、Bとする。但し、Cの場合はこの限りではない。」といった具合に。法律の条文でも、例外を…

だから司法試験に落ちたって人生終了じゃないって。

当ブログには、「司法試験 不合格 人生 終了」とか「資格試験 人生 狂う」といったネガティブワードで検索をかけて訪問される方がいるらしく、なんだか複雑な気持ちになる。そういうネガティブな考え方を持っている人が一定数いるということだから。 以前、…

書籍レビュー(5)「サイト別 ネット中傷・炎上対応マニュアル」

一般ユーザー向けの内容 サイト別 ネット中傷・炎上対応マニュアル 第2版 作者: 清水陽平 出版社/メーカー: 弘文堂 発売日: 2016/12/12 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 今回ご紹介する書籍は、ネット中傷問題に精通している弁護士・清水氏著の…

社内法律相談の現場から(後編)

法律相談への向き合い方 今回は、前回の記事↓ の続きです。 前回のすれ違いを踏まえ、法務担当者として、どのように法律相談と向き合っていけばよいのか。私なりに試行錯誤し、以下の点に留意するようにしています。 ① 過不足のない正確な情報を収集する。 …

判例から読み解く(1) 弁護士費用の請求

はじめに この「判例から読み解く」シリーズでは、毎回何かしらテーマを設定し、判例をベースとしながら、問題の分析・検討を行っていきたいと思います。第1回目のテーマは「弁護士費用の請求」についてです。 契約法務に携わっていますと、損害賠償に関する…

社内法律相談の現場から(前編)

はじめに はじめに、少しつまらない話をします。 もし、「人を殺したら、どうなりますか?」と質問されたら何と答えるでしょうか?「殺人の罪に問われます」との回答が一瞬思い浮かびますが、この回答は必ずしも正確ではありませんし、十分ではありません。 …

書籍レビュー(4)「会社法(田中亘)」

会社法基本書の決定版となるか。 会社法 作者: 田中亘 出版社/メーカー: 東京大学出版会 発売日: 2016/09/29 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 今回ご紹介させて頂く書籍は、田中亘先生著の「会社法」。ビジネスロージャーナル2月号で紹介されて…

海外契約交渉の現場から

海外契約交渉の実情 私は、法務という職業柄、海外の担当者と契約交渉を行うこともあるのですが、ほぼ間違いなく、 海外の人の方が神経が図太いです(笑) 以下、私が驚いた対応をいくつか挙げたいと思います。 ① 修正箇所が多すぎる…? 日本企業間で契約交…

【英文契約 Part 1】前文(RECITALS)から始まる英文契約

英文契約の冒頭部分 どうも、まさぽちです♬ 今回より連載企画としまして、英文契約によく出てくる条項について、色々書いてみたいと思います。第1回目のテーマは「前文」です。 前文と聞くと、「日本国憲法前文」ぐらいしか思い浮かばない人も多いかもしれま…

【契約論 その3】SES契約の問題点や成果物に対する責任について

SES契約とは SES契約とは、「システムエンジニアリングサービス契約」のことであり、簡単に言いますと、システムエンジニア(SE)のリソースをお借りして、その役務提供に対する対価を支払うという契約のことです。SEの経験や能力、工数などを考慮して単価が…

【契約論 その2】誠実協議条項は本当に不要なのか?

誠実協議条項不要論について 誠実協議条項(以下、単に「協議条項」といいます。)とは、契約書における条項や文言において、「別途協議のうえ決定する」とか、「契約の解釈について争いが生じた場合は双方誠実に協議して円満な解決を目指す」というように、…

DeNAの第三者委員会調査報告書を読んだ感想

はじめに DeNAのキュレーション事業に関する第三者委員会調査報告書をやっと読み終わったので、その感想的なものを書き留めておきたいと思う。 なお、本報告書の第12章「本報告書のまとめとして」にも記載のあるとおり、第三者委員会は、DeNAや個々の役職員…

企業法務に就職してからも使える基本書

法務として就職してからも使える基本書紹介 どうも~(^ω^) 今回は、司法試験の受験生時代に使用していた基本書のうち、法務として就職してからも「使える」と思ったものを少し紹介したいと思います(あくまでも主観です)。 もし、ここで紹介した基本書を…

司法試験に失敗した後のキャリア論(3) -再挑戦 or 就職のどちら?-

はじめに すみません。同タイトルの記事を以前アップしたんですが、内容が気に入らなかったので、記事を削除したうえで、再度あげることにしました。 以前、「司法試験に失敗した後のキャリア論」シリーズとして、以下のような記事を書きました。 これらの記…

コンプラ研修会の振り返り(続き)

前回からの続き(補足)です。 今回、コンプラ研修会をやってみて、自分で気づいた点がほかにもあったので、追記したいと思います。 今回強く思ったのは、「コンプライアンスの正しい知識を身につけてもらう」というような一方的な視点をもつのではなく、「…

コンプラ研修会の振り返り。

すみません、独り言になってしまうかもしれませんが、今回社内で実施したコンプラ研修会の振り返りを。 うーん。やっぱりコンプラ研修会って難しいですね。 扱っている内容が内容だけに、くだけ過ぎるのは良くない。でも堅苦しい研修会にすると、ダラけてし…

書籍レビュー(3) 「英文契約一般条項の基本原則」

一般条項を制する者は契約を制す。 今回紹介する法務系書籍は、「英文契約一般条項の基本原則」です。 英文契約一般条項の基本原則Q&A 作者: 長谷川俊明 出版社/メーカー: 中央経済社 発売日: 2015/06/13 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見…

取引の事情も調べずに契約書修正してくんなよって話。

ちょっと怒っています。 企業法務をやってると、相手方から契約書の修正依頼を受けることがあります。 至極真っ当な修正依頼の場合もあれば、自分たちに有利になるように修正依頼を出してくるケースもあります。んで、それは別に良いんです。というか普通で…

私が「ブラックバイトと戦わなくていい」と思う3つの理由。

ブラックバイト問題について 筆者は、学生時代いろんなバイトを経験しましたが、その中には、「良い職場に恵まれた」と感じるバイト先もあれば、「そっこーで辞めてやる!!」と思ったバイト先もあります。 後者については、「これパワハラだろ」と思うよう…

【契約論 その1】著作権等の帰属に関する確認条項について

著作権等の帰属の基礎 取引の種類にもよりますが、例えば、システム開発委託契約のように、ある仕事の完成を目的とし、成果物を納品することを前提とした契約の場合、当該成果物に関する著作権や特許を受ける権利等が、委託者と受託者のどちらに帰属するのか…

書籍レビュー(2) 「はじめてのアメリカ法」

学生向けだけど はじめてのアメリカ法 補訂版 作者: 樋口範雄 出版社/メーカー: 有斐閣 発売日: 2013/11/22 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る 今回紹介したい書籍は、樋口先生著「はじめてのアメリカ法」です。本著は、樋口先生…

薬機法の広告規制について

総論 薬事法が、平成25年に改正され、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(以下、「薬機法」又は「法」といいます。)という名称になって久しいですが、同法第66条ないし第68条に規定されている医薬品等の広告規制について…