箱庭的ノスタルジー

世界の片隅で、漫画を描く。

僕が過去にプレイしたソシャゲをレビューしてみる【13選】

ソシャゲ_レビュー

  今回は、スマホやタブレットのアプリで遊べるソシャゲをレビューしてみたいと思います。尚、「ソシャゲ」の定義が良く分かっていないのですが、今回の記事で言う「ソシャゲ」とは、「基本プレイは無料で、課金システムがあるゲーム」と捉えて頂ければ結構です。

 

 んでもって、いきなり冒頭においてこんな事を言うのもなんですが、基本的にソシャゲは好きではありませんし、今回、紹介するソシャゲも、かつてはプレイしていましたが、今は全て引退しており、ずっと継続してやり続けているソシャゲは一つもありません。酷いものですと、5分ぐらいで見切りをつけてアンイストールしたものもあります(というか、そういうアプリがほとんど)。

 では、何故、ソシャゲをレビューするのか。一応、僕としても、自分に合ったソシャゲがあるのではないかと思い、色々挑戦してきたわけです。その中には「お、これは」と思うものもあったことは確かですし、ある程度継続したゲームもあります。ですが、最終的に「自分にソシャゲは向いていない」との結論に達したわけですが、ソシャゲと一区切りを付けるという意味で、レビューを書いてみたいと思い立ちました。どこが気に食わなかったのか、何故辞めてしまったのかという理由と併せて書いてみたいと思います(誰得なんだろうw)。

 

<筆者のゲームの好み>

 ゲームや映画・音楽のレビューと言うと、個人の趣味・好みに大きく影響されてしまうものであり、今回のレビューも例外なく、僕の好みに左右されています。そこで、予め僕の好きなゲームジャンルを説明しておきます(同じ趣味・好みの人であれば、少しは参考になるかと思います)。

 まず、僕はゲーマーではなく、ゲーセンなどのアーケードゲームはほぼやりません。また、PS(プレイヤースキル)に依存するようなジャンル、例えば、アクションゲームなどは大の苦手です。そのため、格ゲーなどはやりません。但し、音ゲーは好きです。

 どちらかと言えば、RPGやシミュレーションゲームのように、戦略を練ったり、物語・ストーリーを楽しむようなゲームが好きです。自分のペースでコツコツと、のんびりやっていけるゲームが好きって感じですかね。ボードゲームで言えば将棋も好きです。但し、ノベルゲームのように、単に文章を読むだけのゲームは眠くなってしまうのでやりませんし、好きじゃないです。

 

<評価の基準>

☆ ・・・ 1週間以内にアンイストールしたゲーム

☆☆ ・・・ ある程度継続してプレイしたものの、課金するには至らなかったゲーム

☆☆☆ ・・・ ある程度継続してプレイした上、課金もしたゲーム

 

 

① 進撃の巨人 -自由への咆哮-

 運営会社:Mobage(モバゲー) 評価:☆☆☆

 過去に僕がプレイしたソシャゲの中で、一番継続したのがコレ。いわゆる箱庭ストラテジーゲームというジャンルになるんでしょうか。防御施設を建て、巨人を生成し、他プレイヤーの街を攻撃しながら、資源を集め、他プレイヤーからの攻撃を防ぎつつ、自分の街を発展させていくというゲーム。人気漫画・進撃の巨人をモチーフとしており、エレンやミカサといったおなじみのキャラも登場することから、原作が好きな人にとっては非常に魅力的なゲームだと思います(ちなみに僕はサシャが好きです)。

 実を言うと、このゲームシステム自体は、「クラッシュ・オブ・クラン」(通称クラクラ)という別の超人気ゲームをほぼコピーしたものであり、本家本元はコレじゃありません。僕は、クラクラもこちらの進撃の巨人もどちらもプレイしたことがありますが、ビジュアル的にこちらの方が好きでした。ここは好みの問題だと思います。

 んで、何が面白かったのかというと、他の街を上手く攻略出来た時の爽快感。これに尽きます。「どうやって攻略すれば良いのだろう」と、あれこれ考え、その戦略通りに事が運んだ時は、「よっしゃあああ!」って雄叫びをあげたくなります。また、同盟に加入して、あれこれチャットで雑談するのも楽しい。同盟に加入すれば、援軍のやり取りが出来るので、お節介を焼きたくなる性格の人には向いてます。街がどんどん発展していく様子を見るのも楽しいですしね。

 「大工の家」という課金アイテムを購入すれば、格段にゲームの効率が上がる上に、それほど高くないので、僕は大工の家だけ課金しました。ガチャを引いて強いキャラを当てるというシステムのように運に左右されないというのも大きかったですね。その結果、レベル90ぐらいまでいきました。拠点レベルもMAXまで上げたので、そこそこプレイした方だと思います。

 

 では、何故辞めてしまったのか。

 簡単に言うと、プレイ時間が増え過ぎてしまったのが一番の原因です。このゲームをやっていると、スマホの前にかじりつくようになりますし、目を離している隙に「今、攻められたらどうしよう・・・」と不安になります。暇潰し程度に遊んでいたのに、逆にこのゲームが生活の中心になっていました。正直そういうのがしんどくなってきたので、引退したという感じです。つまり、自分のペースで出来なくなったと言いますか・・・。

 ゲームシステム自体は凄くよく出来ていますし、必ずしも課金しなくてはいけないというゲームではなかったので、気長に根気強く出来る人にはとても向いてます。そういう意味では最も自分に合っていたソシャゲと言えるんじゃないでしょうか。ただ、もう一度やれと言われても、やりませんが。

 

② パズル&ドラゴンズ

  運営会社:GungHo 評価:☆☆

 説明不要の超人気パズルゲーム。THE・ソシャゲですね。

 ☆2とさせて頂きましたが、限りなく☆1に近い☆2です。正直言って、何故これほどまでにパズドラが人気なのか、よく分かっていません。ゴッドフェスのように、強いキャラが当たるガチャイベントを定期的にやったり、魔法石(正式名称忘れました)を無料で配布したり、ユーザーに親切な運営だからでしょうか。

 ただ、ゲーム内容自体は、今となってはそれほど目新しいものとは思えませんし、昔からの古参ユーザーが今も現役としてプレイし続けているという感じのように思えます。今から新規で始める場合、そういった上位層との差は埋まらないと思った方が良いのでしょうね。

 とは言っても、ゲームなんて所詮暇潰しなんですから、自分のペースで楽しめたらそれで良いんでしょうけど、僕はパズルセンスがなく、非常に難しいゲームのように感じられました。辞めてしまった理由はそれが一番です。難しい→なかなかクエストをクリア出来ない→面白くない という流れでした。

 ただ、コラボイベントを沢山やっているのは凄いと思いました。パズドラのブランド力でしょうね。そこは感服致します。

 

③ ケリ姫スイーツ

  運営会社:GungHo 評価:☆☆

 このゲーム発想が面白いです(笑)。お姫様が味方キャラを遠くにいる敵のところまで蹴り飛ばして、ダメージを与え、ステージをクリアしていくという感じのゲーム。戦略を練って、蹴る順番とか、蹴り飛ばす角度とか、蹴る強さなどを調整していくことになるので、強いキャラが居れば良いというわけでもないところが、なかなか良く出来てます。

 しかし、他のソシャゲにも言えることなんですが、途中から難易度が高くなり、一筋縄ではいかなくなります。その際、時間を掛ければ、なんとか攻略の糸口が見つかるとか、PSの腕を磨けばなんとかなるとか、そういった手段が残っているならまだしも、ガチャで強いキャラを引くことが前提となっている作りのように思えました(少なくとも僕には)。

 また、ゲーム内容も初めは面白いと感じましたが、そのうち飽きる類のものだと思います。たまにやるぐらいだったら良いかもしれません。

 

④ 魔法使いと黒猫のウィズ

  運営会社:COLOPL(コロプラ) 評価:☆

 クイズに答えてクエストをクリアしていくRPG。クイズとガチャゲーを合体させた感じのゲームです。CMでも宣伝しているので結構有名ですね。

 初めのうちは、どんなパーティでもサクサク進みますが、ある程度まで進むと急に問題が難しくなり、強いキャラがいないとろくにダメージも与えられなくなります。おそらく、そこまでクエストが進んだ時が課金するタイミングなんだと思います。ですが、「クイズを楽しむために、強いキャラが必要になるってどうなの?」って思っちゃいますし、課金すると、「もはやクイズの知識関係なくね?」ってなるんですよね。

 ガチャゲーをやりたいんだったら、ガチャゲーに特化したゲームを。クイズがやりたいんだったら、クイズに特化した他のゲームをやれば良いと思います。いずれにせよこのゲームのポジションが曖昧であり、中途半端に感じました。

 

⑤ 白猫プロジェクト

  運営会社:COLOPL(コロプラ) 評価:☆

 結構、本格的なアクションRPGです。「ぷにこん」というタッチコントローラーを搭載していて、想像以上に快適にプレイ出来ます。グラフィックも綺麗ですね。

 こちらも初めのうちは、どんなヘタクソでもサクサク進みます。ただ画面を連打してるだけでも良いですし、スキルを放って、SPが尽きたら敵をちょっとボコってSPを回収し、またスキルをぶっ放す(以下繰り返し)でもOK。最初のキャラガチャで、3回ぐらいリセマラをした結果、☆4ソフィが当たったので、最初はヌルゲーでした。

 ですが、僕が思っていたよりも早い段階で、難易度が高くなり、敵の攻撃を上手く回避しないと、あっという間に大ピンチという状況が増えました。冒頭にも述べた通り、僕はアクションゲームが大の苦手なので、PS(プレイヤースキル)でカバーしないといけないのはキツかったです。こういうのが得意な人であれば☆3ぐらいのキャラでもいけるんでしょうけど・・・。

 あと、パーティに回復役が絶対に必要になるんですが、これがなかなかガチャで当たらない。というわけで、段々と手詰まりになり、辞めました。後半は大勢の敵にボコられてストレス溜まりまくり。ストレス解消のつもりが、逆にストレスの原因となるという本末転倒っぷり(笑)。ただ、アクションゲームが得意な人がやれば面白いかもしれません。

 

⑥ プロ野球ドリームナイン

  運営会社:KONAMI 評価:☆☆

 強い選手を集めて自分だけの球団を作るというゲーム。だけど、あんまり野球の要素ないです。試合シーンも、なんたらの効果発動!・・・とか言って、エフェクトが流れます。野球ゲームではなく、完全にカードゲームだと思うべきですね。

 選手の組み合わせによって発動する効果が違うので、考えながらポジションや打順を考えないといけないところがGoodでした。基本的には同じチームの選手で固めるのが良いんじゃないでしょうか。ゲーム内にトレード機能があるので、他プレイヤーとカードの交換をすることも可能です。

 僕はずっと無課金でやっていましたが、☆4を2枚、☆5を1枚当てたことがあります。なので、無課金でやれないことは無いんでしょうけど、強いチームにするためにはかなりの根気が必要です。ちょっと訳あってこちらのゲームは引退し、もう二度とプレイすることは無いと思いますが、野球好きなら一度プレイしてみて損は無いと思います。

 

⑦ ロード・トゥ・ドラゴン

  運営会社:ACQUIRE 評価:☆☆

 可愛らしいキャラとダンジョンを探索するRPG。独特のシステムで結構面白いです。

 このゲームの一番の売りは、ガチャの当たりやすさではないでしょうか。僕も無課金でプレイしていましたが、一番レアリティの高いキャラが何体か当たった記憶があります。イベントも豊富にやっていたので飽きにくい作りになっていると思います。

 また、ここの運営会社は良心的だと評判です。個人的に、ガチャゲーをやるんだったらこれかなーという感じ。後半、単調作業が増え、ちょっとダレてきたので辞めてしまいましたが、無課金で根気強くプレイするならこのゲームだと思います。

 

⑧ フルボッコヒーローズ

  運営会社:Drecom 評価:☆☆

 いわゆるタワーディフェンスゲームというジャンルでしょうか。迫ってくる敵をひたすら迎撃しながら進んでいくゲームです。また、ガチャも強いキャラが当たりやすくなっており、いきなり一番強いキャラが当たった時はちょっとビックリしました(今はどうなっているか分かりません)。

 ですが、・・・飽きます。戦略性も多少ありますが、基本的には強いキャラを育てて、属性なども考慮しながらパーティを編成し、クエストを攻略。以下、繰り返し。あんまり、達成感とかありません。ケリ姫スイーツと同じく、ずっとやり続けていくにはキツいゲームだと思うので、たまにやるぐらいが良いと思います。

 

⑨ マジック&カノン

  運営会社:DeNA 評価:☆☆

 本格RPG。これね、音楽良すぎです。ちょっと幻想的というか民謡的というか、フィールドで流れる曲とか、めちゃくちゃ感動しましたよ、ええ。グラフィックも綺麗ですし、ストーリーもしっかりしているので、「ちゃんとしたストーリーのあるRPGがやりたい!」という人にはオススメです。あと、やたらキャラが可愛い。

 但し、長時間プレイしているとスマホが激熱になります。僕のスマホのスペック的に、このゲームをプレイ出来る環境ではなく、強制終了が頻発したので泣く泣くアンイストール。ある程度、プレイ環境が整っていたのであれば、あのままやり続けていたと思います。ただ、少しソシャゲというジャンルとは違うかな。ま、いいか。

 

⑩ ミリオンチェイン

  運営会社:CyberAgent 評価:☆☆

 同じ色のパネルを繋げていくパズルRPGゲーム。ちびキャラが可愛くて、結構ハマる人はハマると思います。似たようなゲームは他にも沢山ありますけど・・・。

 ただ、難易度は高めだと思います。強いキャラがいないと序盤からしんどいですし、基本的に同じ色のパーティを編成しなくてはならず、いくつもパーティを作ろうと思うと、途方も無い時間が掛かります。ガチャ確率も厳し目に感じましたし。このゲームについてはこれぐらいですかね。

 

⑪ チェインクロニクル

  運営会社:SEGA 評価:☆☆

 タワーディフェンスRPG。それなりにしっかりとしたストーリーもある(らしい)ので、RPGを楽しみたい人にも向いていると思います。ゲームシステムとしても、次から次へと迫り来る敵を、スキルなどを駆使しながら倒していくんですが、結構頭を使いますし、戦略性も高いです。僕は面白いと感じました。

 ですが、やはり無課金では限界あり。それなりに継続してプレイしましたが、☆4以上が当たったことは一度もなく、何かのイベントで1枚貰っただけ。さすがにコレではキツかったですね。☆3の中にも、限界突破をすれば☆4並に強くなるキャラとか居るんですが、そこまで育てるのに途方も無い時間と労力が掛かる。

 ガンガン課金出来る人であれば、向いていると思いますが、このガチャ確率だと、一体いくらぐらい使うことになるのでしょうか。無課金で楽しみたい人は、とりあえずいけるところまでいって、そこで考えてみたら良いと思います。

 

⑫ ヘイ・デイ

  運営会社:Supercell 評価:☆

 牧場経営シミュレーションゲーム。評価が低いですが、決して面白くないわけじゃありません。畑を耕したり、牧畜を育てたり、作物を収穫したり、牧場経営者になった気分になれるほのぼの箱庭系ゲームの決定版と言えるものです。

 空いた時間にちょこっと出来るのが醍醐味であり、そんなにガッツリやるゲームじゃないと思います。ただ、そういうタイプのゲームだからか、単調作業に陥りがち。あまり刺激がなく、自分の牧場が徐々に大きくなっていくのを楽しむという感じでしょうか。まあ、ほのぼの系ですから刺激なんて要らないんでしょう。僕には合わなかったという感じです。人によってはとても楽しめるゲームだと思います。

※他にも、こういった街づくり系・箱庭系のゲームは結構やりましたが、どれも同じような評価です。割愛させて頂きます。

 

⑬ スクールガールストライカーズ

  運営会社:SQUARE ENIX 評価:☆☆☆

 美少女キャラに囲まれてウハウハの学園生活を・・・・・・ごほん。何故か襲ってくる妖魔(オブリ)や黒幕の謎を突き止めるために女子高生たちが奮闘する姿を描いた五稜館学園を舞台としたラノベ感覚のRPG。

 他のソシャゲにあるようなパズル的な要素は一切なく、戦闘は全て自動進行(それどころかスキップも可)。「それのどこが面白いの?」と突っ込まれそうですが、基本的にはストーリーを楽しんだり、女の子たちとの交流や会話を楽しむギャルゲー的なものだと思います。

 肝心のストーリーは意外としっかりしていて、「並行世界(パラレルワールド)」の存在が物語の前提となっており、結構引き込まれるものがあります。「今、どこの時系列の話をしているんだろう?」と、あれこれ推理しながら読み進めていく必要があるため、ノベルゲームが嫌いな僕でも楽しめました。将来、漫画化やアニメ化されたりするんでしょうか。少し気になるところです。

 そうは言っても、ソシャゲはソシャゲ。やっぱりガチャがあります。僕は一番最初の◯連ガチャっていうやつだけ課金しましたが、それ以外でSR以上が当たったのは、1〜2回程度。URが当たったことは一度もありません。別にURが無くてもシナリオを進めていくことは可能なのですが、課金している人はどんどん強くなって、無課金の人はどんどん置いてけぼりをくらうという構造になっているゲームです。特にイベントの時にそのことを強く感じると思います。

 楽しみ方としては、お気に入りキャラの親密度を上げて、キャラ別ストーリーを楽しむとか、色々あると思いますが、このゲームの大ファンにでもならない限り、プレイし続けるのはしんどいです。一度やってみる価値はあると思いますが。

 

総括

 以上、過去にプレイしてみたソシャゲ13選でした。

 本当は、これら以外にもプレイしてみたゲームは沢山ありますが、冒頭で述べた通り、ほとんどが直ぐにアンイストールしてしまったため、レビュー出来ないものばかりです。

 

 んで、ソシャゲについてなんですが、やっぱり僕には「買い切り型ゲーム」が向いてるなーと感じました。別に有料で良いから、最初の出費額だけで遊び尽くせるゲームが良いですね。僕は、ゲームのハード機を一つも持っていないので、そういう人にとっては、スマホやタブレットで遊べる有料ゲームが欲しいと思うんですよ。

 スマホ・タブレットは、大画面化が進んでおり、性能も格段に上がっていますから、スマホ・タブレット向けのゲームを一つの市場としてゲームが発信されていくという、ゲーム業界全体の流れが出来ても良いんじゃないでしょうかね。今後に期待します。

 もし、機会があれば、有料の買い切り型ゲームもレビューしてみたいと思います。ではでは。