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とある法務部員の備忘録。

某IT企業に務めるお気楽法務部員が、法律、ゲーム、生活、その他諸々を書き綴っております。

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ペルソナ3以降のカレンダー制やコミュシステムについて思うこと。

JRPGを牽引するペルソナ

 最近、ゲームに関する記事ばかり・・・(笑)ま、いいか (^_^;)

 

 先日、今更ながら ペルソナ4 ザ・ゴールデン をクリアしたという記事を書き、その中で、ペルソナ3に関して、途中で挫折したという体験談も書きました。

pochitto.hatenablog.com

 

 もうプレイするつもりも無かったのですが、P4Gが予想以上に良い作品だったので、かつて挫折してしまった ペルソナ3 をもう一回やってみたいという気持ちが強くなり、「今プレイしてみたら、また違った感想を抱くかもしれない」と、未来に淡い希望を抱いて、P3Pのダウンロード版を購入(友人から借りた PS Vita にて)。そして、先日無事に、難易度ノーマル、男主人公でクリアしました。

 

 まあ、間違いなくペルソナは、JRPGを代表するタイトルだと思っているんですが、P3P、P4Gをプレイした結果、どうしても カレンダー制 と コミュシステム についてだけは思うところがあるので、記事に書いてみようと思います。

 

 筆者の基本的な考えとしては、

・カレンダー制は廃止。

・コミュシステムはあくまでもサブストーリーとしての意味しか与えない。

 

 この2点です。以下、筆者なりの理由を述べます。

 

 

カレンダー制について

 個人的に、ペルソナで一番変更して欲しいのは、このカレンダー制です。

 カレンダー制の優れている点は、実際に高校生活を送っているかのような感覚を味わえるという点、季節感を演出できる点だと思いますが、正直なところ一長一短だと思いますし、「短」の部分が際立っているように思えてなりません。

 と言うのも、カレンダー制の採用により、色んな事が出来るかのように見えて、実はカレンダー制があるために行動の自由が制約されているのではないかと思っているんです。

 

 要するに、P3にしてもP4にしても、カレンダーの日付けに即してイベントが進行するため、さっさとイベントを進行させたいと思っても、絶対に特定の日まで時間を進める必要があります。その間、何もしなくても良いのかと言うと、そうではなく、ちゃんとコミュ活動をしたり、主人公のステータスを上げる作業をしないと、効率良くゲームを進めることが出来ない構造になっています。

 また、コミュ活動やステ上げだけでなく、ペルソナや仲間の育成もしなくてはならないため、次のイベントまでの間にダンジョンに潜り、せっせとレベル上げもしなくてはなりません。

 

 このように、非常にやることが多いにもかかわらず、行動の選択肢はカレンダーによって縛られており、プレイヤーは自分で行動計画を立て、その行動計画に基づいたゲーム進行を余儀なくされます。この点で、非常に「窮屈さ」を感じてしまうんです。

 その行動計画についても、「毎日ダンジョンに潜る」というわけにもいかず、人によっては、全然興味の無いコミュ活動をやったり、主人公のステータス上げを半ば強制的にやらされます。その逆も然り。

 また、◯月◯日までに△△をしなければならない・・・といった縛りもあるため、常に時間に追われるという仕様になっているのも疑問。あれもしないといけない、これもしないといけない、という焦りの中、限られた時間の中で何とかやりくりしていかなければならないため、「散々、現実世界で時間に追われているのに、何でゲームの世界でも時間に追われなくちゃならないんだ」と、若干憤りさえ覚えます。

 

 つまりですね。「何をしても自由」という前提をとっておきながら、実際のところは、(製作側が意図した)効率良くゲームを進めるための行動計画というものが最初からある程度決まっていて、それに依拠したゲーム進行をせざるを得ない “縛り” になっていると感じるんです。

 

 それでいて、カレンダー制ゆえに、途中を省略出来ない。

 例えば、現在の日時が4月1日で、4月31日にイベントが発生すると仮定します。コミュ活動も、ステ上げも、ペルソナの育成も、全部すっ飛ばしてイベントだけ進めようと思っても、4月31日まで毎日何かをしなければならず、放課後は何もせずに家まで直帰して、夜も自室で寝る・・・という行動を、31日まで毎日繰り返さなければなりません。

 これを非常に面倒だと感じる人も居るのではないでしょうか。少なくとも僕は面倒だと感じます。興味の無いコミュはスルーして、次のイベント戦を乗り切るだけの戦力が整ったら、さっさとイベントを発生させたいのにそれが出来ない。メインストーリーやペルソナ育成システムは非常に面白いのに、あまり2周目をやる気になれないのはこれが一番大きな理由です。

 

 そういう作りにするよりも、例えば、普通のRPGのように、特定の人物に話しかけたり、特定のダンジョンをクリアすると自動的にイベント・日付けが進むという作りの方が、プレイヤーの任意が反映されやすいのではないかと思います。

 イベントを進行させる前に、以前クリアしたダンジョンに潜ってペルソナを育成したり、モブキャラのサブストーリーを観たりしても良く、あくまでも、それをするかしないかはプレイヤーの自由。さっさと本編のシナリオを進めたいのであれば、サブストーリーやレベル上げをすっ飛ばす事もできるし、ちゃんとモブキャラのサブストーリーも観たいというのであれば、脇道に逸れてコミュ活動も出来る・・・といった具合に。

 

 そういうRPGにしてしまうと、他のRPGとの差別化が図れないといった問題点もあるかと思いますが、個人的には、「ペルソナという確立された独自の世界観の下で、一般的なシステムのRPGをやってみたい」という気持ちが強いです。この点は賛否両論あると思いますが。。

 

 

コミュシステムについて

 ペルソナ3以降の最大の特徴の一つであるコミュシステム。一緒に戦う仲間や学校の友人、同じ部活の部員、バイト先等々、色んな人との絆を深めることによって、ペルソナの取得経験値が増えたり、各アルカナの最高位ペルソナが解禁されるという仕組みになっています。また、異性のコミュであれば、彼女にすることも可能となっており、ペルソナが「ギャルゲー」と揶揄される一因ともなっているシステムですね。

 先ほど述べた通り、効率良くゲームを進めるためには、このようなコミュ活動は必須です。

 

 それで、冒頭にて、コミュシステムをサブストーリーとして位置づけるべきだと述べましたが、その言葉の通りです。

 コミュには、サブストーリーとしての意味しか与えず、絆を深めることによって、キャラの意外な一面を見ることが出来たり、主人公にだけ悩みを打ち明けたり、それを一緒に解決したり、場合によっては付き合うことになったり、そういったメインシナリオとは別の切り口を与えつつ、サブストーリーを楽しむという役割だけで良いと思ってます。

(要するに、ゲームをクリアする上で必須の要素ではないということ)

 

 と、言いますのも、コミュはどこまでいってもキャラありきだと思っているからです。

 P3P、P4Gのコミュ活動を通して、個人的に本当に感動した・面白かったのは、P3の隠者(Y子のコミュ)と太陽(余命いくばくもない青年)ぐらいで、それ以外のストーリーは、全10回で無理やりまとめましたって感じの薄っぺらなものばかり。メインキャラのコミュは面白いと思いましたが、ストーリーが面白いというより、好きなキャラの違った一面を見れるのが面白いという感じでした。

 それゆえ、興味がないモブキャラのコミュ活動は完全に作業でしたし、かと言って、それを無視することも出来ない。興味がないキャラのコミュ活動はスルーすることもできるし、スルーしたところで、ゲーム進行上何の問題もないという作りにして欲しかったと思うわけです。

 

 カレンダー制とも関係のある話ですが、街があって、◯◯に行けば△△に会うことができ、ちょっとしたサブストーリーを見ることが出来る。メインシナリオが進むにつれて、そのサブストーリーも進行していく・・・という感じが個人的な希望ですね。

 

 また、コミュをキャラありきのものではなく、ちゃんとしたサブストーリーとして成立させるにしても、あまりにワンパターンが目立ちます。

 何故か知らないけど、主人公は誰とでも友達になることができ、ある程度仲良くなると、悩みを打ち明けられて、それを解決していく・・・という決まりきったパターン。最初は全く馬が合わず、徐々にお互いの事を理解して、最後に友達になるというパターンがあっても良いと思うし、人と絆を深めるってそういうことだと思うのだけれど・・・。

 

 あと、1対1のコミュではなく、ある程度、集団としてのコミュの方が、面白いストーリーを練られると勝手に思ってます。つまり、コミュニティとしてのコミュです。

 例えば、「主人公が所属しているクラス」というコミュがあり、そのコミュには複数のクラスメイトが登場する。そこで、(あくまでも例えですが)イジメのような問題が起き、クラスメイトと共にその問題を解決していく・・・といった感じで。個人個人が抱えている悩みだけにスポットを当てるのではなく、集団や組織の中で起こる問題を、主人公たちが解決していくというサブストーリーも見てみたいと思うんですよね。メインで一緒に戦う仲間以外のところで。

 

 

 長々と、カレンダー制 や コミュシステムについて書いてきましたが、P3PとP4Gをプレイしてみて感じたのは、そんなところでしょうか。本当に良い作品ですし、スタイリッシュなキャラやポップな音楽については、もはや「ペルソナブランド」と呼べる唯一無二のものだと思うので、そういった良いところを活かすためにも、今後のペルソナは、是非とも、もっともっと進化して欲しいなぁと思います。