箱庭的ノスタルジー

世界の片隅で、漫画を描く。

遠方の物件探し・引っ越しについて参考になりそうなこと(2)

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前回の記事はこちら

 

 新居も決まり、さあ引っ越し!大変だけど、新しい部屋での生活に思いを馳せてウキウキしますよね。

 

 今回は、前回に続き、「遠方の引っ越し」について参考になりそうなことを書いてみます。但し、今回は個人的な体験談という色彩が強く、あまり参考にならないかもしれません。

 あくまでも、「あんまりお金の無い僕の場合はこうだったよ」という話なので、参考にならなそうであれば、そっとページを閉じて下さい。。

(要するに、長距離引越し・単身引越し・お金無い…という人が今回の記事の対象者です)

 

 

① 引っ越しの前に断捨離をしよう!

 僕のように、大阪→東京のような長距離の単身引っ越しを経験した人は結構居ると思います。試しに、ネットで引越し業者の見積りをとってみると、目ん玉飛び出るぐらいの費用になることもしばしば。

 ある程度、資金力のある人(引っ越しのためにお金を貯めていた人)であれば、大手引っ越し業者の見積りをとり、色々比較検討して、一番安い業者を選んでいけば良いと思います。それでも高いですが。

 

 僕の場合、全然資金力がなく、最初に考えたのは、いわゆる「単身パック」というやつでした(近場の引っ越しであれば、『赤帽』という手もあります)。

 単身パックであれば、大阪→東京のように長距離の引っ越しであっても、安ければ5万円程度でいける場合もあります。ここらへんは業者によって違いますし、運ぶ荷物の量・大きさ、時期(繁忙期か否か)によっても違うと思うので、色々調べてみて下さい。

 

 当初、僕が持って行こうと考えていたのは、次の家具・家電でした。

  • ベッド(折りたたみ)
  • マットレス
  • ソファ
  • テレビ及びテレビラック
  • 冷蔵庫
  • 洗濯機
  • 電子レンジ、炊飯器
  • ワークデスク
  • カラーボックス(4個ほど)
  • 姿見(全身ミラー)
  • 衣類
  • 食器類
  • その他小物類

 

 おそらく、これだけの大型荷物を運び、ダンボール10~20箱ぐらいの輸送量になると、引っ越し先の状況によっては、多分10万円近くになると思います。

 

た、高い・・・。

 

 そう、高いんです。たとえ単身パックであっても。遠距離の引っ越しってどうしても高くなっちゃうんですよ。

 

 そこで、まず大型荷物をどうにか出来ないか考えた結果、ベッド、マットレス、ソファ、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、炊飯器、ワークデスク、カラーボックス、姿見については、持って行かないこととし、引越し先で新たに買い換えるか、あるいは、もう購入しない方針を立てました。

 例えば、テレビ・ソファについては当分購入するつもりはありません。テレビは持っていても観ないことが多いですし、ソファは物置きと化しており、ただ場所を取るだけです。また、持ち運ぶのに苦労する割に、単価が 1,000円程度 のカラーボックスについては、引越し先で買った方が安いし早いです。それ以外のベッド、マットレス、ワークデスクについては、別の物が欲しいと思っていたところでしたし、家電類については年式が古く買い替えどきだったので、廃棄処分に躊躇いはありませんでした。

 

 このような大型荷物については、人によって個人差があると思います。

 「お気に入りのベッドだから絶対持って行きたい」とか、「家電類についてはまだ年式が新しく捨てるのは勿体ない」とか。そういう場合は、以下に記すような引っ越し方法は取れないので、専門の引っ越し業者に頼むか、軽トラを借りて自分で運ぶしかないでしょう。

 

ダンボールを運ぶだけなら宅急便(ゆうパック)がお得!

 そんなこんなで、引っ越し先に持っていく荷物は、衣類とその他小物類だけとなりました。まさに着の身着のままってやつです。

 要するにダンボールに詰めて運ぶだけなので、わざわざ引っ越し業者に頼まなくても、ゆうパックなどの宅急便を利用することが可能となります。

 

 友人からダンボールを貰い、荷造りをしたところ、僕の場合、ダンボール10箱でした。

 これぐらいの量なら、レンタカーを借りて自分で運ぶという手もありますが、レンタカー代やガソリン代、高速代、乗り捨て費用などを含めて考えると、多分宅急便の方がお得です。自分で運ぶとなると、友人・知人の協力が得られない限り、全て自分一人でやらないといけませんし、長距離の車移動は想像以上に大変です(何度か大阪・東京間を車で往復しているので過酷さは経験済みです)。その代わり、別途往路の交通費を支出しなくて済むというメリットもありますが。

 

 というわけで、ゆうパックで送ることにしたのですが、他にも ヤマト便 や はこBOON という他社サービスもあるので、それぞれ比較しながら検討すれば良いと思います。ちなみに、ゆうパックの場合、以下のような特徴・メリットがあります。

 

  • 複数の割引制度がある(10個以上の荷物の場合の数量割引、同一宛先割引、持ち込み割引など)。
  • 郵便局に集荷を依頼でき、お届け時間帯についても指定出来る。
  • 着払いも可能。
  • 配達の追跡調査が出来る。
  • 損害賠償にも対応している(破損・紛失の場合、30万円までの実損額を賠償してもらえる)。

 

 但し、ゆうパックの場合、箱の大きさが、横幅+奥行+高さ=170cm以内でなければならず、1つの箱の重さが 30Kg以内 でなければなりません。サイズ・配達先によって料金は異なり、例えば、大阪から東京まで 170サイズ の荷物を送る場合の運賃は、1箱当たり2,250円(割引を適用しなかった場合)。170サイズ の荷物を 10個 同じ宛先に送った場合、数量割引等が適用されるので、運賃は 18,000円 となります。箱のサイズが 170cm で収まったとしても、重さが 30Kg を超えてしまう場合は、ゆうパック以外の方法をとるしかないですね。

 

実際、僕が送った荷物の運賃は以下のようになりました。

100サイズ×4個= 4,080円

120サイズ×4個= 4,800円

140サイズ×1個= 1,380円

160サイズ×1個= 1,540円

計 11,800 円

 

 かなり安い。何度でも言う。安い。

 本来、最低でも10万円ぐらい掛かるはずだった引っ越し費用が、11,800円で済んだのですから、その差額 88,200 円 を新たな家具購入費等に回すことが出来ます。是非参考にしてみて下さい!

 

③ これだけはやめとけ!ってやつ。

 まず、引越し業者への一括見積り。これやめといた方が良いです。

 

 確かに、色々な引越し業者の見積りを簡単にとることが出来るので便利と言えば便利です。僕の場合、ダンボールだけを送るということが決まった後、試しに引越し業者だったらどれくらいの運賃になるんだろうと思ってやってみたんですが、営業メール・営業電話の雨あられ。次から次へと、引越し業者からメールが届き、フリーダイヤルから電話が掛かりまくってきます。ちょっとビビリました。宅急便より安ければ良いんですが、やはり引越し業者は高いです。

 

 途中から、「もう宅急便で送ることにしました」と断り続けましたが、自業自得とはいえ、引っ越し作業で忙しい時に頻繁に電話が掛かってくると、さすがにイラッとします(勿論、こちらが見積りを依頼してるんですけどね…)。これから引越し業者に見積りを取ろうと検討されている方は、出来れば一括見積りはやめたほうが良いと思います。

 

 次に、とりあえず荷物を全部持っていく、という発想。これもやめておいた方が良いです。

 

 自分の身の回りにある荷物を冷静に見てみて下さい。絶対不要な物もあるはずです。あるいは、今は普通に使っている物でも、新しい入居先に持っていけば無駄にスペースを取るもの、ライフスタイルの変化に伴い使用頻度が減るものも絶対にあるはずです。そういった物は思い切って捨てるか、売るか、誰かに譲るかなどして、とにかく身軽になりましょう。そうすれば、自ずと引越し費用を抑えることが出来ますし、場合によっては僕のように宅急便だけで引っ越しを済ますことも可能となります。 

 

 最後に、引っ越し自体とは関係無いですが、僕の場合のように、引っ越し先で家具や家電を揃える場合、絶対徐々に揃える方が良いです。

 

 「あれも必要」「これも必要」と、引っ越し早々、色々と買い物をしたくなる気持ちは分かりますが、一人暮らしで絶対に必要になる物って、正直、冷蔵庫とか電子レンジぐらいで、近くにコインランドリーがあるならしばらく洗濯機は不要ですし、床に布団敷いて寝れば良いのですぐにベッドが必要になるってわけでもありません(元々そういう生活をしていた人は尚更)。掃除もクイックルワイパーやコロコロの方が便利なので掃除機も不要。これらの家電はあるに越したことはないですが、無くても生活出来ないわけじゃないです。

 

 しばらく生活をしてみて(1週間ほど)、「あ、これは必要だな」と感じた家具・家電を随時購入していくという方針で良いと思います。この方が、後で後悔することはありませんし、徒に物が増えるということもありません。一人暮らし用の家具・家電については単身サラリーマン向けの記事として追々書いてみたいと思います。