箱庭的ノスタルジー

世界の片隅で、漫画を描く。

警察官が巡回連絡で訪れてきたので、その時の会話内容を再現してみる。

巡回連絡

 「巡回連絡とはなんぞや?」という方のために、少しだけ説明を加えると、巡回連絡とは、めちゃくちゃ簡単にいうと、警察が家やアパートを訪ねてきて、巡回連絡カードと呼ばれる個人情報票に、家族や勤務先などの連絡先を記入させるなどして、個人情報を収集する活動です。

 一応、巡回連絡には、犯罪の抑止や災害の防止といった公共の安全と秩序維持…という大義名分があります。例えば、留守中に空き巣が入ったとか、何らかの犯罪に巻き込まれたという場合に、家族などの関係者に迅速に連絡ができるようにするといった目的が挙げられます。なお、巡回連絡は、警察法2条が根拠条文となっているようです。

 

 私の住んでいるマンションは、オートロックとなっており、近くのコンビニに出かけようとして、マンションを出たところで、ポツンと立っていた警察官(巡査)らしき人が、私に声をかけてきました。

 

会話内容

警察官「すみません。ちょっと宜しいでしょうか?」

私「はい?」

警察官「このマンションの住人の方ですか?」

私「はい」

警察官「今、巡回連絡に来ていまして。〇〇さんではないですか?」

私「いえ、違います(誰だよ)」

警察官「ちなみに、何号室にお住まいの方ですか?」

私「えーと、どちら様なんですか?」

警察官「△△警察の者です」

私「何か事件の捜査ですか?」

警察官「いえ、巡回連絡です。巡回連絡とは・・・(長々と説明が続く)。ということで、巡回連絡カードへのご記入をお願いしています」

※このとき、個人情報が記載されている巡回連絡カードの実物を見せる

私「いえ、結構です」

警察官「巡回連絡カードは、警察の方で厳重に管理しておりますので、個人情報の流出はご心配いりませんが・・・」

私「え?今、巡回連絡カードを見せたじゃないですか」

警察官「はい?」

私「だから、厳重に管理してるはずの巡回連絡カードを一般人である私に見せたじゃないですか」

警察官「それは、例としてお見せしたのであって・・・」

私「いや、例として見せるのであれば、記載例とかサンプルを見せればいいのであって、実際に住人の方が記載した巡回連絡カードの実物を見せるのはマズいんじゃないですかね」

警察官「すみません、手元になかったものですから。ただ、巡回連絡の目的についてはご理解頂ければと思います」

私「いやぁ、よくわかりません。緊急連絡先などは貸主にも伝えていますし、なにかあれば貸主とか管理会社に聞けばいいと思います」

警察官「そうですか、では結構です」

私「もう宜しいですか?」

警察官「あ、すみません、オートロックを開けて頂けないでしょうか?」

私「え?インターホンありますけど?」

警察官「インターホンで呼び出しているんですが、出ていただけないので・・」

私「(知らねえよ)管理会社に問い合わせてみてはいかがでしょうか?」

警察官「かしこまりました。ありがとうございました」

 

まとめ

 何と言いますか、全然厳重に管理されてないじゃんって感じでした(ちょっと挙動不審な感じでしたし)。

 色々と調べてみたのですが、過去に巡回連絡や同カードを悪用して、犯罪にまで発展したこともあり、個人的には、全く協力する気が起きませんでした。。

 以上、警察から個人情報の提供を求められた際は慎重になった方が良いと思います…という話でした。