箱庭的ノスタルジー

世界の片隅で、漫画を描く。

コンビニの若い店員さんに「結構です」が通じない。

コンビニ_結構です

 最近なんですが、コンビニの若い店員さんに、「袋に詰めますか?」と聞かれ、私が「結構です」と言うと、「…え?…えーと」という感じで、戸惑われたことがありました。

 「聞こえなかったのかな?」と思い、「袋に詰めなくても結構です」と言い直すと(なんだったら、手の平を横に振って、『袋詰めは要らない』というジェスチャーも付け加えて)、なお戸惑った様子で、「袋に入れなくても大丈夫ですか?」と聞き直してくるんです。

 

(さっきからそう言ってるやん…)

 

 という気持ちを抑えつつ、「はい」と返事すると、やっと納得した様子でした。

 

 この1回だけでしたら、特に気にも留めなかったかもしれませんが、こんなことが更に2回続いたんです。

 

店員さんB「お弁当温めますか?」

私「結構です」

→ 「あ、はい」と言ってお弁当を温めようとするので慌てて制止。

 

店員さんC「お箸はおつけしますか?」

私「結構です」

→ 特に返事もなくお箸をガサガサ〜。私「・・・・」

 

 そして、気づきました。

「もしかして…『結構です』が通じないのか…!?」

 

 そんなことを会社の人に話すと、「あ〜!あるあるww」と共感されました。んで、どうやら若い世代の人は、「結構です」という表現を使わず、「大丈夫です」と言うらしいのです。

 んで、若い社員(新卒入社)に「『結構です』って使わないの?」と聞いてみると、もちろん「結構です」という言葉は知っているけれども、「大丈夫です」の方が言いやすいとのことでした。その理由を聞くと、

 

「『結構です』って、相手に『NO』という意思を突きつける言葉ですよね?そこに抵抗を感じている人が多いのかもしれません。『大丈夫です』なら、はっきり『NO』と言っているわけではなく、もっと柔らかいイメージ。トゲが立たない感じがするんです」と。

 

 うーん。そうかぁ…。