箱庭的ノスタルジー

世界の片隅で、漫画を描く。

私が「ブラックバイトと戦わなくていい」と思う3つの理由。

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 筆者は、学生時代いろんなバイトを経験しましたが、その中には、「良い職場に恵まれた」と感じるバイト先もあれば、「そっこーで辞めてやる!!」と思ったバイト先もあります。

 後者については、「これパワハラだろ」と思うような罵詈雑言を浴びせられたこともありますし、仕事でちょっとミスしただけで給料から天引きされたり、休みなく14連勤をさせられたり、結構めちゃくちゃなこともありましたね(笑)。

  私の学生時代は、「ブラックバイト」とは呼んでなかったように思いますが、当時はまだ何の知識もない子どもでしたし、大人と対等に渡り合うこともできず、そういう意味では、本質的な部分は変わっていないと思います。

 

 んで、今回の記事の結論を先に言いますと、「ブラックバイトと戦わなくていいから、さっさと辞めよう」ってことを言いたいです。

 

 

ブラックバイトと戦わなくていい。

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 昨今、ブラックバイト問題に言及している記事として、「なかなかバイトを辞められないこと」を前提として、正しい法的知識を身に付け、ブラックバイトと戦う術を解説しているものをよく見かけます。

 「正しい法的知識を身に付けるべき」という点は賛成ですが、「〇〇〇という事態に遭遇したら、△△△という対策をとりましょう」と、ブラックバイトと戦うことを後押しする論調には基本的に反対と言いますか、腑に落ちません。「正しい法的知識を身に付けて、速やかにブラックバイトを辞めましょう」であれば、賛成ということですね。

 何故、私がそのように思うか、以下詳細に書いてみたいと思います。

 

① 労力をかけて戦っても代償の方が大きい。

 まず、ブラックバイト・ブラック企業は、そもそも遵法意識が欠落しており、法令や労働者の権利を守る気なんて、さらさらありません。そのような遵法意識ゼロのブラックバイトと戦うことは、とてつもない気力と体力を要します。個人的に、学生にはブラックバイトに向き合うのではなく、学業と向き合って欲しいという思いが根底にあります。

 中には、ブラックバイトに対抗するために、労基署や弁護士に相談したり、違法行為の証拠を収集したり、マスコミや行政に告発したり、「自分のような被害者をこれ以上増やしたくない」との正義感の下、これらの行動に移す方もいます。その行動はもちろん立派な行動ですし、後々の人生を考えたときに、その人の財産になるかもしれません。

 

 ですが、周囲の大人が、「ブラックバイトを懲らしめる方法があるよ」と入れ知恵をして、積極的・能動的にその方向に持っていこうとするのは違和感を覚えます。法令を守る気のないブラックバイトと戦うのは、前述のとおり、相当な気力と体力を消費し、時間もかかります。大人がやっても大変なことを、まだ20歳前後の、しかも学生がやるとなると、かなりの確率で学業に支障が及びます。場合によっては、大事な身体・精神にも影響が出てしまうかもしれません。そんな事態に陥ったら、それこそ本末転倒です。

 しかも、労力に見合うだけの見返りがあるかと言われると、非常に疑問です。例えば、未払い残業代の請求、有給休暇の取得、セクハラ・パワハラに対する慰謝料請求等、いずれも労働者の権利として当然認められるべきものであり、「泣き寝入りしたくない・させたくない」という気持ちもよく分かりますが、上記デメリットの大きさを考えると、速やかに辞める方が得策だと考えています。

 

② ブラックバイトを撲滅させるのは社会の責任である。

 周囲の大人が、学生に対して、「ブラックバイトと戦う術」を伝授し、ブラックバイトの実情を世間に知らしめ、ブラックバイトを撲滅させようとの考え方を持つ人もいるかしれません。学生が求めれば、自分たちはいつでも手を貸すよ、と。ですが、これも個人的には違和感しかありません。

 これまで、ブラック企業について、さまざまな内部告発や訴訟が提起され、時には法的・社会的制裁が加えられて、倒産にまで至った会社もありますが、相変わらずブラック企業はなくなりません。ブラックバイトも理屈は同じであり、ブラックバイトに苦しむ学生たちが、同じような行動に移し、ブラックバイトの実情が世間に明るみになったとしても、ブラックバイトはなくならないと思います。これらは氷山の一角であり、その他多数のブラック企業・ブラックバイトからすれば、自分たちの同類が摘発されたとしても、「自分たちとは無関係」「摘発されっこない」「たとえ問題を指摘されても、大した問題じゃないでしょ」と思っていることがほとんどだからです。

 

 もちろん、そのような行動に全く意味がないとまでは思いません。学生たちの勇気ある行動によって、社会全体のブラックバイトに対する問題意識を喚起させ、ブラックバイト撲滅に向けた世論の高揚に繋がると思われるからです。そういう点では、確かに学生がブラックバイトと戦うことに意味はあるといえます。

 しかし、悪い言い方をすると、「大人が、学生を使ってブラックバイトに代理戦争をしかけ、ブラックバイトを撲滅させよう」としているように映るんです。上述のとおり、ブラックバイトと真正面から戦うことには相当のリスクがあるにもかかわらず、です。

 そもそも、ブラックバイトと真正面から戦い、ブラックバイト問題を解決するのは社会の責務のはずです。ブラック企業について、社名公表やハローワークでの求人広告受理拒否などの対策が進められていますが、ブラックバイトについても、必要且つ有用となる法令を整備し、行政機関が知恵を練って対策を進めていくことが、ブラックバイトを撲滅させる本来のあり方ではないでしょうか。

 

③ 皆辞めればブラックバイトはなくなる。

 そもそも、学生にとって最もダメージが少なく、それでいてブラックバイトを撲滅させる最善の手段は、「辞めること」だと筆者は考えています。ブラックバイトなんて、皆辞めて寄り付かなくなれば、経営は成り立たず、市場競争原理によって自然と淘汰されていくものです。

 置かれている状況はそれぞれ異なり、「なかなかバイトを辞められない」という事情を抱えていることも重々承知していますが、法令を守る気のない職場にとどまる必要なんて全くありませんし、職業選択の自由は憲法によって保障された基本的人権のひとつであり、「辞めること」は労働者の権利です。その権利を行使して、誰かに文句を言われる筋合いなんて全くありません。後ろめたく感じる必要もありません。堂々と辞めましょう。

 それがブラックバイトの撲滅に繋がりますし、学業の負担となっている元凶を断ち切ることにもなります。自分も学生時代、いろんなバイトを辞めてきましたが、別に労働者に付与された権利を行使しているだけであり、何の負い目も感じていませんでした。「たかがバイトの辛さに耐えられない奴が、社会人になって通用するわけがない」「逃げ癖がつくぞ」と言われたこともありましたが、

 

( ゚Д゚)ハァ?

 

 って感じでした(笑)。「たかがバイトで、なんで学業の邪魔をされなければならないのか」って思ってましたし、社会人になって働くようになり、「あの時、学業の負担となっていたブラックバイトを早く辞めておいて良かった」「ちゃんと学業に集中しといて良かった」と心の底から思います。もちろん、バイトをすぐに辞めたからといって自分の精神力を卑下したこともないですし、現在、社会人として通用していないとも全く思いません。はい。

 バイトもれっきとした仕事ですから、社会人としての自覚を求められる場面ではありますが、学生の本業は勉強です。周囲の雑音とかどうでもいいんです。「学業の負担になっている」「この職場は法令を守る気がない」と思ったら、辞めましょう。

 

戦わなければならない場面もあるっちゃある…けど。

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 とは言いつつも、バイトをやっていて、例えば、「酷いパワハラを受けて、うつ病になってしまった」「シフトを強要され、大学の定期試験を受けられなかったために、単位を落とした(卒業できなかった)」など、重大な損害・損失を被った場合は、バイト先を訴えるなどして、自身が被った損害の回復をはかるべきかと思います。

 筆者としては、そうなる前に辞めるべきだったと思いますが、そこまでいったらさすがに私も訴えます。これは例外ですね。

 

 んで、少し私の友人の体験談を紹介して、今回の記事を締めくくりたいと思います。

 私の友人(仮にAとしておきます)は、かつて、とある中小企業に勤めており、その会社が、THE・ブラック企業でした。いわゆる社長のワンマン経営の会社でして、残業代・ボーナスは出ないし(求人票には支給されると明記)、拘束時間も長いし、毎日社長の怒号・恫喝が飛び、毎月のように誰かが退職していたそうです。また、どれだけ仕事で成果を出しても一切評価されず、給料は据え置き。入社5年目の役職付きの社員が、入社1年目の新卒入社社員と基本給が同じ…なんていう、信じられない話も聞きました。役職手当も雀の涙です。

 そんな中、友人Aは、会社が不正行為をやっていることを見つけてしまったそうです(不正行為の内容は書けないですが…)。これまでの待遇の悪さについては我慢していたものの、陰に隠れて不正行為を働いていることについてはついに我慢できなくなり、マスコミや行政庁などに内部告発をしました。

 すると、それからというもの会社(というか社長)から嫌がらせの雨あられ。仕事を与えられず、自主退職に追い込まれ、しかも、 重箱の隅をつつくようないちゃもんをつけられて、訴訟まで起こされました。さすがに友人Aも精神的に参ってしまって、1年ほど仕事にもつけず、その後の再就職活動も非常に苦労したと話していました。

 

 この友人の体験談は、あくまでも一例ですが、法令を守る気のないブラック企業と本気で戦おうと思ったら、相当のリスクがあるということを覚悟しておいた方がいいです。大人でも心が折れます。

 そして、学生がそのリスクを負う必要はないというのが私の持論です。学生時代という限られた期間だけ勤めるバイトのために、身も心もズタボロになる必要なんてありません。というか、そうなって欲しくないです。

 

 だから、もし自分の周りにブラックバイトで苦しむ学生がいたら、「いかにして戦うか」ということをアドバイスするのではなく、「いかにして辞めるか」ということをアドバイスします。どうか、ブラックバイトのせいで学業がおろそかにならないことを願いつつ。本日はここまで。

【メンズ・美容院デビュー】自分に合う美容院の探し方&美容院での頼み方

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 現在、筆者は、美容院にて髪を切ったり、パーマ・カラーリングをしたりしていますが(職業柄、そこまで派手ではないパーマ・カラーが許されるので…)、これまで何軒も美容院を渡り歩いてきました。その経験から、「自分に合う美容院の探し方」と「美容院での頼み方」を書いてみたいと思います。

 

 今回の記事の対象者は、「これまではずっと1000円カットで良いやと思っていたけど、美容院に行ってみたい」「30代に突入したのを機に、ちゃんと美容院でヘアスタイルを整えたい」といった、「美容院デビュー」を考えている男性の方です。ただ、「なかなか自分に合う美容院が見つからない」というお悩みを抱えている方にとっても参考になりそうなことを書いてみます。

 なお、筆者は、美容業界の人間ではなく、美容院などの美容業界で働いたことはありません。当然ですが、美容師や理容師等の資格を持っているわけでもなく、以下に記すことは完全に独断と偏見です。あくまでも、素人目線での意見ですので、その点だけご了承頂ければと思います。

 

 

美容院の探し方 ~はじめての訪店~

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 皆さんは、今通われている理容院や美容院をどのように探しましたか?

 おそらく、「家の近所にあるから存在を知っていた」とか、「インターネットで検索して見つけた」とか、「知り合いに教えてもらった」とか、そのあたりの理由ではないでしょうか。筆者も、大体同じ理由で美容院を見つけてきました(昔は、「どこも同じだろう」と思い、特にこだわりもなく、クーポンなどが使える美容院を優先的に選んでいました)。んで、店を変えるのが面倒臭いのでずっとそこに通ってるみたいな。

 

 ですが、どこの美容院も同じというわけではありません。カットやパーマなどの基本的なメニューについては同じかもしれませんが、細かなメニューは異なりますし、在籍していらっしゃるスタイリストさんの属性により、得意としている客層やスタイリングも違います。

 そこで、美容院探しの基準について、筆者は、次の4点から判断すべきであると思っています。

 

① 雰囲気

 まず、店の雰囲気。これ、めちゃくちゃ重要です。外観とか内装とか。「美容院なんてどこも同じだろう」と思っている方は、インターネット上で美容院を検索して、外観や店内の様子などをよく比較してみてください。

 すると、やけに派手な雰囲気の店、照明を抑えた暗い感じの店、洗練されたイメージの店、緑を多く取り入れた落ち着いた感じの店…など、それぞれ雰囲気が異なることが分かるかと思います。んで、美容院の雰囲気というのは、ほぼ例外なく、その店のコンセプトを表しており、そのコンセプトに合う客層が集まっている気がします。

 派手な外観・内装の店であれば、派手なスタイリングを好む客層が集まりますし、落ち着いた外観・内装の店であれば、そういった客層が集まります。自分の求めているコンセプト(『落ち着いた感じ』とか、『ちょい悪な感じ』とか)に合った雰囲気の店を選んでみましょう。大体そのフィーリングは合っています。

 ちなみに、筆者は、一度このフィーリングが合っているか確かめるために、普段は絶対に行かない派手な雰囲気の美容院に行ってみたところ、やはり、在籍している美容師さんも派手な感じの方が多く、「どういったお客さんが多いですか?」と聞いてみたところ、「学生さんが多いですね」と答えていました。あ…やっぱり(^^;

 

② スタイリストの外見やコメント

 お店の雰囲気とも関連する話ですが、インターネットで検索した際、スタイリストさんの外見やコメントにも目を通しましょう。「あ、この人合わなそう」とか、「この人の雰囲気好きだなぁ」とか出てくると思います。店の雰囲気と同じく、大体そのフィーリングは合っています(笑)。

 あとは、そのスタイリストさんの得意分野。得意なスタイルとか、どういった客層を担当しているのか、とか。あとは、カットモデルさんの写真(実際にその店でカットした人の出来上がり写真)もチェックしておくことをおススメします。

 

③ 立地

 「駅近に位置するお店だと、お客さんも多く、競争も激しいため、美容師さんの腕も良い」と、よく言われます。たぶん、これは合っています。逆に、駅から離れた場所にある美容院や、雑誌にも掲載されていないような美容院は、固定顧客ばかりを相手にしている可能性が高く、美容師さんの腕に疑問が残るかもしれません。

 

 ちなみに、個人経営の美容院について書かれたこちらの記事は凄く参考になると思います。

fashionmen.taisy02.com

 

 ちなみに、筆者も、郊外にある個人経営のお店に一度行ったことがあるんですが、なんて言いますか、お客さんがほとんどおらず閑散としていて、接客も不慣れ?な印象を受けました。多分…ですが、上記記事にもありますとおり、その美容院に通っているお客さんは、前のお店からのリピーターさんであり、新規顧客がほとんど来ないんじゃないかなーと想像しました。

 

④ 料金

 これは、なんとも言えないですけど、あまりに料金が安いお店は少し警戒した方がいいかもしれません。強気な料金設定をしているお店は、「この料金でもお客さんを取れる」という自信の表れと言えますし、料金設定を下げているお店は、「他店と同じ料金設定では勝てない」という自信の無さの表れかもしれません。

 但し、料金だけで決めるのは早計であり、企業努力によって低価格を実現しているという場合もあります。そのため、料金は、美容院を決定する際の判断要素の一つと位置付けるのが賢明かと思います。

 

美容院の探し方 ~美容院を変える基準~

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 さて、自分に合うんじゃないかと思って、一度訪店してみた美容院。でも、「自分のイメージと違うカットをされた」「美容師さんの愛想が悪い」などの理由により、「美容院を変えたい」と思うこともありますよね。

 そこで、筆者は、以下の条件をどれか一つでも満たした場合、「美容院を変える」と自分の中で決めています。完全に独自基準ですが、ご参考までに。

※ なお、「美容院を変える」とまではいかなくとも、担当のスタイリストさんを変えるとか、カットは〇〇さん、カラーリングは△△さんと、それぞれ自分に合った担当さんを指名するといった方法もあると思います。

 

① 店内が汚い。

 人手が足りず、店内の清掃まで手が行き届かない…っていう理由もあると思いますが、これまでの経験上、良い美容院はほぼ例外なく店内が綺麗です。んで、個人的に、美容院に求めているものは「癒し」なので、店内が汚れていたり、散らかっていたり、変な匂いがするだけで、「落ち着かない空間」と認定します。それだけで美容院を変える理由になっちゃいますね。

 

② こちらの要望に対し、「出来ない」と答える。

 私も仕事上、無理難題を突き付けられることがあります。ですが、絶対に「出来ない」とは言いません。相手の要望しているものを100%提供出来なかったとしても、必ず代替案を探し出し、それを再提案します。それがプロだからです。

 ですので、こちらの要望に対し、「出来ない」とか、すぐに「難しい」と返答する美容師さんに当たってしまうと、「本当にプロか」と思っちゃいます。それがたとえスタイリスト1年目の人だったとしてもです。もちろん、スタイリストさんによって性格も技術も異なるのは承知していますが、そういう返答をする方がいらっしゃると、「ちゃんと教育されていない・していない職場」と感じてしまうんです。これも自分の中では重要ですね。

 

③ 極端に愛想がない・コミュニケーションが取れない。

 コミュニケーションを求めていない人もいると思いますし、上述のとおり、美容師さんによって性格が異なるのも分かっています。…が、個人的には、極端に愛想がなかったり、コミュニケーションが取れない場合、こちらの意図がちゃんと伝わっているか不安になりますし、これも美容院を変える理由となってしまいます。

 お喋りな人じゃなくても良いんですが、ちゃんと意思疎通ができる人じゃないと自分としてはNGですね。

 

④ 前回のカット内容を覚えていない・記憶が曖昧。

 特定の美容院に継続して通う場合、最初は自分の希望スタイルを伝えますが、そのうち、何も言わなくても、こちらの要望を汲み取ってくれることを期待します。行きつけのバーに行って、マスターに「いつものやつ」とオーダーする感じですね。イメチェンしたい時だけ希望を伝えるみたいな。

 そのため、2回目に訪店した時点で、前回のカット内容を覚えていなかったり、記憶が曖昧だった場合、正直「こりゃダメだ」と思います。沢山お客さんを抱えていたとしても、普通は、お客さんごとのカルテなどを記録しているはずですし、予約時間までに、前回の内容を確認しておくことも出来たはずだからです。それなのに、覚えていないとか、記憶が曖昧とか、おいおいって感じです。これでは、今後信頼関係を築くことは難しいと思ってしまいます。

 ちなみに、今までで一番酷いと思ったのは、4~5回目の訪店の際、前回までの内容をあまり覚えておらず、また一から説明したときのことです。その後、会話をしてても全く噛み合わず、こちらが戸惑っていると、「あ、すみません!他のお客さんと勘違いしてました!」と謝られました。怒りとか、そういった感情はありませんが、これまで複数回通っているのに、覚えられていないということにショックを覚えましたね…。

 

⑤ 担当スタイリストさんが退職・転勤。

 正直、個人的にこれが一番キツイです。いつも担当してもらっているスタイリストさんって、やっぱり安心できますし、会話に困ることもありません。そのお気に入りのスタイリストさんが退職されたり、転勤されると、自動的に美容院を変えるしかありません。

 なお、そのスタイリストさんの新たな転勤先に通うという選択肢もありますが、場所的な問題もあり、筆者は一度も転勤先に通ったことはないです。

 

 これ以外にも、自分のイメージと違うカットをされた場合なども、美容院を変える要因となり得ますが、自分の場合は、前回の不満点を伝え、今回はこうして欲しいと、再度自分の希望をお伝えするようにしています。それでも、自分の希望通りにならなければ変えると思いますが、大抵は自分の希望に合致してきますね。 

 

美容院での頼み方

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 最初に美容院に行った際、なんて頼めばいいのか分からないという人も多いと思います。筆者も、初めは、なんて頼めばいいのか分からず、「なんとなく〇〇っぽい感じ」みたいな、ざっくりとしたイメージだけ伝えていました。これでは、美容師さんも困ってしまいますよね。

 そこで、まず、インターネットやヘアカタログなどで、自分のお気に入りのヘアスタイルを探してみましょう。それが最初の第一歩です。そして、そのヘアスタイルのことをある程度調べて下さい。それを踏まえた上で、「ここだけは押さえておくべき」という頼み方のポイントを列挙してみたいと思います(冒頭にも述べましたが素人意見です)。

 

① ざっくりとしたイメージを伝える。

 もちろんイメージだけを伝えてもダメですが、例えば、「ツーブロックボブみたいな感じにしたいです」といったように、最初に、ざっくりとしたイメージを伝えることにより、美容師さんとぼんやりとしたイメージを共有することが出来ます。

 なお、雑誌の切り抜きやイメージ写真を見せるのでも良いんですが、髪質や髪の長さなどの問題により、そのイメージ通りにいくとは限らないことに注意が必要です。

※ 口頭でイメージを伝えると、美容師さんの脳内で、実現可能なヘアスタイルに自動変換してくれるというメリットがあります。

 

② 前髪・サイド・襟足の長さ

 次に、自分の希望スタイルに沿って、「前髪」「サイド」「襟足」の3か所について、それぞれ希望の長さを伝えます。ここから、ぼんやりとしたイメージをより具体化していく作業となります。

 なお、「短め」とか「長め」といった抽象的な頼み方はやめましょう。人によって、「短い」「長い」の基準が異なるからです。「前髪は眉に少しかかる程度」とか、「サイドは耳が全部見えるぐらい」とか、「襟足は甘く刈り上げる感じで」とか、具体的な長さを指示します。多分、美容師さんも切りながら、「これぐらいで大丈夫ですか?」と聞いてきてくれるので、その都度調整していけば良いと思います。

 

③ 軽くする or 重みを残したい箇所の指定

 髪の重みを意識しているのであれば、「軽くしたい箇所」「重みを残したい箇所」を指定しましょう。「全体的に軽くしてください」とか、「前髪は重みを取ってください」とか、「トップはふんわりさせてください」といった具合です。

 よく分からないのであれば、美容師さんの意見を聞いてみるのも良いかもしれません。最初に伝えたイメージに沿った提案を貰えると思います。

 

 ざっくり言うと、上記①~③のような頼み方が良いと思います。これに加えて、もし仕事的にパーマやカラーリングが許されるのであれば、思い切って頼んでみるのも良いかもしれません。

 

おわりに

 以上、「自分に合う美容院の探し方」&「美容院での頼み方」でした(/・ω・)/

 なお、こちら↓ の記事も是非是非参考にしてみてください♬

 

「君の名は。」を観たので、早速レビューしてみる。

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 昨日、会社帰りに劇場公開中の「君の名は。」を観に行きました。いろいろとレビューしてみたいと思います。なお、今回の記事にネタバレは一切ありません

 ちなみに、筆者は、新海誠監督作品として、「秒速5センチメートル」しか見たことがなく、めちゃくちゃ新海ファンっていうわけでもないのであしからず。。

 

① ストーリー ★★★★☆

 筆者は、簡単なあらすじだけ予備知識として頭に入れて観に行ったんですが、最初は、正直ちんぷんかんぷんでした(笑)。意味ありげなシーンが走馬灯のように駆け巡り、RADWIMPSの曲とともに本編突入って感じで、初っ端から疾走感があります。

 というか、全編を通して言えるのが、この「疾走感」です。「時をかける少女」とか、「サマーウォーズ」が好きな人なら、本作品の「疾走感」もクセになるのではないかと思います。

 んで、途中から「あーそういうことか」と、内容を理解し始めた頃から、いよいよ本腰入れて観るようになります。タイミング的には、RADWIMPSの「前前前世」が流れるところかな。そっからは、ラストまで、ひたすら「疾走」。伏線もきっちりと回収してますし。いやぁ、これやっべーぞ♪(ナダル風)

 ただ、「ここで終わってもいいんじゃない?」と思うタイミングがいくつかあり、最後の方は、少しズルズルと引っ張った印象もあるため、そこだけ-1。それ以外は、ほぼ文句なしの内容でした。

 

② 作画 ★★★★★

 これは、「文句なし」じゃないでしょうか。ほんと良かったです。

 

③ キャラクター・声優 ★★★★☆

 まあ、良かったと思います。特に違和感もなく。今時の若者って感じ。

 ただ、男女が入れ替わるという設定のため、途中、神木くんがおねえ言葉を話さなくてはならず、ちょっと「うわぁ…」って思っちゃいました(笑)。新境地を開拓したかもしれないですね(^^;

 

④ 音楽 ★★★★★★★★★★

 んで、今回、特に何が言いたいかと言いますと、「この作品はRADWIMPSの楽曲だからこそ成り立っている」ということです。それぐらい、彼らの音楽はずば抜けていました。

 元々、RADWIMPSが好きだったということもありますが(観に行こうと思ったきっかけもそれ)、劇中のあらゆるシーンとRADWIMPSの楽曲が抜群にマッチしていて、先ほど言った「疾走感」も、RADWIMPSの楽曲なくして実現しなかったと思います。これまで彼らの音楽を聴いたことがないという方でも、きっとお気に入りの曲が見つかるんじゃないかなーと思います♪

 というわけで、星10です!

 

総評

 今めちゃくちゃ流行っていて、筆者が映画館に観に行ったときも、平日にもかかわらず、満席でした。何回も観に行く人もいるみたいですが、気持ちは分かりますね。2回目の楽しみ方も大いにありそうです。

 是非、彼女や彼氏さんなど、大切な人と観に行ってみてください(*^^)v

薬機法の広告規制について

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 薬事法が、平成25年に改正され、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(以下、「薬機法」又は「法」といいます。)という名称になって久しいですが、同法第66条ないし第68条に規定されている医薬品等の広告規制について、ネット上の情報を色々見ていますと、「正確ではないな…」と感じることが多いです。というか、たまに「間違っているよ」とさえ思います。

 そこで、今回は、薬機法上の広告規制について、少し整理させて頂きたいと思います。化粧品や健康食品等を取り扱うECサイトを運営されている方等にとって、参考になれば幸いです。

 

 

食品の広告規制

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 法第68条は、「何人も、第十四条第一項、第二十三条の二の五第一項若しくは第二十三条の二の二十三第一項に規定する医薬品若しくは医療機器又は再生医療等製品であつて、まだ第十四条第一項、第十九条の二第一項、第二十三条の二の五第一項、第二十三条の二の十七第一項、第二十三条の二十五第一項若しくは第二十三条の三十七第一項の承認又は第二十三条の二の二十三第一項の認証を受けていないものについて、その名称、製造方法、効能、効果又は性能に関する広告をしてはならない。」と規定しており、無承認無許可医薬品等の広告を禁止しています。

 ここで規制の対象となっているのは、医薬品、医療機器、再生医療等製品の3つであり、「医薬部外品」と「化粧品」は規制の対象とはなっていません。要するに、薬用化粧品や一般化粧品などの商品の広告については、第68条の問題は生じず、第66条の問題となります。

 

 第68条の問題の典型例は、いわゆる「食品」の広告です。

 例えば、分かりやすい例で言いますと、ダイエット系食品において、「飲むだけで痩せられます」と広告表記したり、美容系食品において、「肌のシミが消えます」と広告表記したりするケースですね。ECサイトなどを運営されている方ならご存知かもしれませんが、これらの表現はNGとされています。

 一見すると、虚偽誇大広告を禁止した第66条の問題のようにも思えますが、これは第68条の問題です。「え?虚偽誇大広告として禁止されてるんじゃないの??」と疑問に思われた方のために、以下、詳述します。

 

 まずですね。薬機法上、「食品」や「健康食品」という概念がありません。要するに、「薬機法は、明文において食品の広告規制を定めたもの」ではないんです。食品衛生法4条1項にも、「食品」とは、「すべての飲食物をいう。但し、医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(昭和三十五年八月十日法律第百四十五号)に規定する医薬品、医薬部外品及び再生医療等製品は、これを含まない。」と規定されており、経口摂取物のうち、薬機法における「医薬品」「医薬部外品」「再生医療等製品」を除外したものを「食品」と定義しています。

 

 「じゃあ、食品に関する広告は規制されていないの?」と疑問に感じるかもしれませんが、決してそういうわけではありません。

 まず、「食品」に関する広告については、景品表示法のほか、健康増進法など、他の法令によっても規制されています。また、薬機法においても、医薬品的な要素を持つ食品は、無承認無許可医薬品と取り扱われ、そのような食品を広告した場合、無承認無許可医薬品を広告したものとして、法第68条違反となります(広告内容の問題というより、医薬品的な要素を持っていることが問題ということです)。

 

 厚労省薬務局通達(昭和46年6月1日薬発第476号「無承認無許可医薬品の指導取締りについて」。いわゆる「46通知」)によると、「医薬品」と「食品」は、次の4つの観点から区別されています。

  1. 医薬品に利用される物の成分本質(原材料)からみた分類
  2. 医薬品的な効能効果からの分類
  3. 医薬品的な形状からの分類
  4. 医薬品的な用法用量からの分類

 

 ある特定の食品が、「医薬品」に該当するかどうかは、上記4つの観点から総合的に判断されるのですが、このうち、「医薬品的な効能効果」の部分が特に重要であるため、ここだけがクローズアップされ、「医薬品的な効能効果さえ表記しなければ大丈夫!」と勘違いしている人も多いですし、実際そのように説明しているブログさんも見かけます。

 

 ち、違いますよーーー!(;´・ω・)

 

 たとえ、医薬品的な効能効果を謳っていなかったとしても、上記通知の別添資料「専ら医薬品として使用される成分本質(原材料)リスト」に挙げられている成分が含まれていたり、医薬品的な形状をしていたり、医薬品的な用法用量を表記したりすれば、「医薬品」と判断されるケースも勿論あります。

 

 以上をまとめますと、下記のとおりです。

  • 医薬部外品と化粧品の広告は、法第68条(無承認無許可医薬品等の広告)の問題ではなく、法第66条(虚偽誇大広告)の問題。
  • いわゆる「健康食品」の広告を出す場合、医薬品的な効能効果を示すことはNGとされているが、それは、法第66条の問題ではなく、法第68条の問題であって、しかも、それは「医薬品」と「食品」を区別する判断要素の1つに過ぎない。 

 

健康雑貨類の広告規制

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 こんな疑問を感じたことはありませんか?

 食品については、法第68条によって医薬品的な要素を表記することはできず、医薬部外品や化粧品については、法第66条によってさまざまな広告規制が規定されています(後述します)。ということは、「健康雑貨や美容器具のように、口から摂取するものではなく、肌に塗擦する商品でもなければ、薬機法の広告規制は及ばないんじゃね?」と。

 

 ち、違いますよーーー!(;´・ω・)

 

 例えば、サポーターのような健康用品において、「着用するだけで、自然と骨格が改善され、筋力もアップします」と広告表記した例で考えてみます。

 薬機法上、医療機器とは、「人若しくは動物の疾病の診断、治療若しくは予防に使用されること、又は人若しくは動物の身体の構造若しくは機能に影響を及ぼすことが目的とされている機械器具等(再生医療等製品を除く。)であって、政令で定めるものをいう。」と規定されており(法第2条第4項)、上記商品の効能効果を読んでいると、「人の身体の構造若しくは機能に影響を及ぼすことが目的とされている機械器具」に該当するように思えます。「機械器具」ってなんやねんっていう解釈上の問題もありますが、実務的に言うと、もろに該当しています。

 

 そのように、薬機法上の「医療機器」に該当するにもかかわらず、広告宣伝を行う際に、「健康雑貨」と標ぼうするだけで、薬機法の広告規制が及ばないとすることは、無承認無許可医療機器の広告を禁止した法の趣旨を没却させることになりかねず、妥当ではありません。

 要するに、「健康雑貨(または美容器具類)」と標ぼうして広告を行ったとしても、上記定義に照らして、「医療機器」に該当する場合には、法第68条に違反していることになります。十分にご注意ください。

※ なお、「医療機器」と「健康雑貨類」との区別基準については、「医薬品」と「食品」との区別のように、通達によって明確な区別基準が示されているわけではありません。

 

虚偽誇大広告の禁止(法第66条)

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 法第66条第1項は、「何人も、医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器又は再生医療等製品の名称、製造方法、効能、効果又は性能に関して、明示的であると暗示的であるとを問わず、虚偽又は誇大な記事を広告し、記述し、又は流布してはならない。」と規定しており、医薬品等の虚偽誇大広告を禁止しています(同条第2項、第3項による規制もあるため注意)。

 そのため、「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」「医療機器」「再生医療等製品」の広告を行う際には、第66条に定める虚偽誇大広告に当たらないように注意を払う必要があります。

 

 ただ、どのような表現が「虚偽又は誇大」に当たるのか、この条文だけでは不明確であるため、厚労省通達(昭和55年10月9日薬発第1339号厚生省薬務局長通知「医薬品等適正広告基準について」及び「医薬品等適正広告基準の解説及び留意事項」)によって、解釈適用基準が明確化されています。基本的には、この通達内容を参考にしながら、法第66条に違反しているかどうかを判断することになります。

 今回の記事では、法令及び通達によって禁止されている広告表現のうち、特に勘違いされている(と思われる)項目を2つほどピックアップして説明したいと思います。

 

使用前後の比較写真

 ネット広告などを見ていると、平気で使用前後の比較写真を使用している例(肥満の人が、サプリを飲用した結果、数か月後にスリムになった様子を、比較写真でアピールするようなケース)を見かけますが、これアウトです。そのような比較写真を用いると、効能効果を保証している印象を消費者に与えるおそれがあるからです(効能効果の保証表現自体が禁止されています)。

 また、「写真はイメージです」「効果には個人差があります」「効果を保証するものではありません」といった注意書きを付しているケースもありますが、そのような注意書きを付しても、何の免責にもなっていません。

 さらに、「Before」「After」という表記をせず、使用前後かどうか分からなくしたとしても、写真を2枚並べて、比較している時点でダメです。

 

口コミ・体験談・レビュー

 実際に商品を使用した人のレビューを載せ、アピールしている例もよく見かけるんですが、このような体験談は、効能効果や安全性等について消費者に誤解を与えるおそれがあるため、原則として禁止されており、ただし例外として、①医薬品や化粧品等の広告で使用感を説明する場合や、②タレントが単に製品の説明や呈示を行う場合に限り、認められているに過ぎません。その場合でも、使用感が過度なものにならないように気を付ける必要があります。

※ 原則と例外を逆転させ、このようなレビューを載せることは認められていると勘違いしている方もいますが、原則として禁止であり、例外的に認められているに過ぎません。

 

 そのため、「この商品のおかげで本当に痩せることができました」「便秘が治りました」というように、体験談の中で効能効果を示すことはNGです。もはや使用感の説明の範囲を超え、使用したあとの結果まで言及しているからです(効能効果の保証表現に該当します)。

 また、体験談をいくつか紹介したあと、「個人の感想であり、効果を保証するものではありません」と注意書きを付したとしても、比較写真と同じく、免責とはなりません。

 

 もちろん、法令及び通達によって禁止されている広告表現はこれだけではありませんが、筆者が、色々と広告を見ていて、上記2つが圧倒的に違反の数としては多かったように思います。 

 

結びに

 薬機法上の広告規制について、如何だったでしょうか?(/・ω・)/

 薬機法の広告規制違反における罰則が決して軽くないことなどに鑑みますと、ECサイトの運営者さんや、実際に医薬品等を取り扱う事業者さんは、ネット上の曖昧な情報を鵜呑みにするのではなく、多少コンサル費用を支払ってでも、薬事コンサルを専門としている弁護士さんなどに相談するのがベターだと思います。

 

さよなら、ポケモンGO。また会う日まで・・・

 ポケモンGOをプレイしてみたものの、プレイ開始当初には分からなかった色々な問題点に気づきはじめ、今回は、個人的にポケモンGOに対して抱いている不満点や問題点に触れつつ、「こういうゲームになれば良いのに」という要望を書いてみたいと思います。

 

 

不満点・問題点

 まあ、誰に向けた話なんだって感じですけど、不満点や問題点は次のとおり。

 

① 単純に危ない。

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 もうね。このアプリ単純に危ない。歩きスマホの問題って前から議論されてましたけど、歩きスマホをする人が急増してしまって、とにかく怖いんですよ。人通りが少ないところならともかく、めちゃくちゃ人通りが多いところで、いきなりピタっと立ち止まったり(ポケモンが出現したと想像)。ぶつかりそうになったことも多々あります。

 歩きスマホならまだかわいいですが、車・バイクを運転しながらプレイするとか、正気の沙汰じゃないっす。ここらへんは、現状、プレイヤーのマナーやモラルに委ねられていますが、今後更に事故が増えるようなら、法律や条例等で「ながらスマホ」を取り締まる議論も熱を帯びてくると思います。

 んで、果たしてプレイヤーのマナーやモラルだけの問題か?と言うと、僕は決してそうではないと思ってまして、このゲームの本質の部分にもかかわるんですが、原則として、プレイヤー自身が現実世界を歩きながら根気強くポケモンを探し、遭遇したポケモンに対してモンスターボールを使用するしか、ポケモンをゲットする方法がなく、「そりゃ、歩きスマホ増えるわな」って感じです。必然的にスマホの画面を定期的にチェックしなければなりませんし、ポケモンを捕獲する際は、スマホの画面を見ながら操作する必要があるからです。

 難しいところですが、個人的には、「ポケモンをゲットするために、街中を歩く」という部分が重要なのであって、「ポケモンに遭遇してから、スマホ画面を操作する」という部分は省略しても良いのではないかと思ってます。AR機能もOFFにする人が多いと聞きましたし、「現実世界との融合ってそんなに重要か?」って感じです。ポケモンボールを投げて捕獲するところも、1回やればもう十分堪能できますし。なかなか捕まらないとストレスですしね。

 というわけで、個人的には、「歩いていたら自動的にポケモンがゲットできる仕様」にしてほしいと思っています。アプリ起動したまま、目的地まで移動し、後でスマホを確認するだけで済むってのが理想です。

 

② プレイスタイルが没個性的。

 調べてみたところ、現在、ポケモンは、全部で649種類いるようですが(参考 「ポケモンずかん」http://pokemon.symphonic-net.com/」※間違っていたらスミマセン。)、今のところ、ポケモンGOでは、初代のポケモンしか登場しません。これから種類を増していくと思いますが、これでは圧倒的に少ないですね。

 また、強いポケモンが限定的なため、どのジムを訪ねても同じようなポケモンがずらーっと並んでる状況です。要するに、プレイヤー間のプレイスタイルや個性に差がなく、画一的なプレイになっているんですよね。そういうのって、なんか面白味がないんですよ。もっとポケモンの育成に多様性があって良いと思いますし、都道府県ごとに限定ポケモンがいても良いと思います。

 例えば、ポケストップや、歩行によって、「わざマシーン」や、ステータスを上げるアイテムを拾うことができ、自由に技を覚えさせたり、お気に入りのポケモンを強くすることができたり。「最強のポッポ」や「最強のコラッタ」が居たら、面白いと思いますし、「お前のポケモンなにそれ!?すげー!」みたいな楽しみ方が出来たら、もっと盛り上がるのになー。

 

③ ストーリーがなく、全体的に単調。

 まあ、ストーリーが欲しいと思ってるわけじゃないですが、特定のストーリーがなく、ゲーム上でのプレイヤー間の交流もないため、なんか単調に感じます。ひたすら孤独にポケモン集めてるだけ…みたいな。

 後述の地域限定イベントにも関連しますが、ある特定の場所に行くと、期間限定で見れるイベントがあったり、アプリゲームによくある「クエスト」※みたいなものがあれば、少なくとも「惰性的にポケモンを捕まえるだけ」という、単調作業を脱することは出来るのかなと思います。

※ 例えば、写真やちょっとしたヒントだけを頼りにポケストップを目指す…など。宝探しみたいで面白そうな気がします♬

 

④ 家でやることがない。

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 個人的に、ゲーム性で一番不満だったのはコレです。ほんと家でやることがない。前回、おこうを試してみたんですが、30分限定です(短い…)。

 てか、ゲームなんですから、なんでもかんでも現実世界に結びつける必要はなく、ゲーム上で仮想現実空間を作っても良いと思っています。そのバーチャルリアリティワールドで、ポケモンを捕まえる以外の楽しみ方ができるってな具合に。

 SNS機能を付けると、悪用する人が出てくるおそれがあるため危険ですが、例えば、トレード機能や対戦機能は普通にあっても良いと思いました。家を出てから帰宅するまでは「ポケモンを集める時間(現実の時間)」、帰宅してからは「ポケモンの育成・トレード・対戦をする時間(仮想現実の時間)」という住み分けです。

 また、個人的には、「ポケモン動物園」みたいな機能が欲しかったです。AR機能などを通して、ポケモンが自由に戯れている様子などを見ることが出来たら、ホッコリするのになーと思ってました。指でタップすると、ポケモンが喜んだりね。

 

⑤ 地域格差が酷い(地方限定イベントなどをやってみては?)

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 僕は都会住みなので、直接の影響はなかったですが、レビューを見ていると、「田舎と都会の格差問題」が目に留まります。そこで、田舎に住んでいる友人に、「ほんとにポケモン出ないの?」と聞いてみたところ、キレ気味に「ポケモンどころか、ポケストップすらねーよ」と怒られました(え・・なんで怒られてんの・・?w)

 ポケストップは、何かの目印をもとに設置されており、目印がない(と思われる)田舎では必然的に少なくなってしまうのかなーと思うんですが、そのかわりポケモンの出現率・捕獲率を調整するとか、格差を解消する術はいくらでもあるのに、何故それをやらないのか疑問ですね。

 また、前述のとおり、地域限定イベントとか、ある特定の地域にしか出現しないポケモンが居れば、以前から言われていた「地域活性化」にも繋がると思いますし、都会の人に付与されたアドバンテージ(ポケストップが多い等)、田舎の人に付与されたアドバンテージ(レアポケモンが出る、地域限定イベントがある等)によって、良い意味で差をつけることができるのではないかと思うんですよね。