箱庭的ノスタルジー

世界の片隅で、漫画を描く。

ミドリMDノートを購入したので、「MD用紙」と「コットン用紙」の違いを説明する。

僕が気になっているデザインフィルさんの「ミドリ MDノート」について、実店舗で扱っているお店がないか調べてみたところ、車で2〜30分ぐらいの距離にそれなりに大きな文房具店があって、そのお店で取り扱っているとのことだったので早速行ってみた。

 

Amazonとか、デザインフィルさんの公式オンラインストアで買っても良いんだけど、地味に配送料がかかってしまうのが気になったし、実際に紙質を確認してみたかったので。

 

文房具屋に到着すると、MDノート専用のコーナーがあって、僕のお目当てであるA5サイズの無罫ノートが2種類置いてあった。普通のMD用紙と、コットン用紙(コットンパルプ20%配合)の2つである。

 

▼普通のMD用紙(税込み990円)

 

▼コットン用紙(税込み1,430円)

 

Amazonの商品画像を見て頂けたらわかるとおり、普通のMD用紙は少しクリーム色をしていて、コットン用紙はより白に近い色をしている。

 

実際に試供品の用紙に触れてみると、普通のMD用紙は引っ掛かりが少なく、ツルツルとしている印象を受ける。「インクが滲みにくい」と謳っているだけあって、確かに紙質はしっかりとしたものとなっており、メモ書きに適した紙のように感じた。商品紹介文を読んでいると、万年筆による書き心地を重視していることがわかる。

 

逆に、コットン用紙は、少しザラザラとした感触があり、ペンを走らせたときに引っかかりを感じられそうな紙質になっている。なので、「書く」ことよりも「描く」ことに特化しており、オンラインストアの商品概要欄でも「アイデアスケッチやラフスケッチ、クロッキーなど、ドローイングをより愉しむためのノートです」と紹介されている。

 

おそらく、デザインフィルさんのコンセプトとしては、メモ用途で使いたい学生・ビジネスマンは「普通のMD用紙」、スケッチやクロッキーなどのドローイング用途で使いたいクリエイターは「コットン用紙」という棲み分けにしているんだろう。

 

僕が現在使っているノートは少しザラザラとした感触であり、僕はこの感触が好きなので、コットン用紙を購入することにした。実際に使ってみないと、描き心地については何とも言えないけども。

 

 

じゃじゃん。買いました。

 

ページ数も176ページもあって申し分なし。普通のMDノートより500円ほど高いけど、まあ、安価なスケッチブックを買っているようなものだと思えば、適正価格帯だと言えるのではないだろうか。

 

現在使っているノートが別にあるので、それを使い切るまでの間は大切に本棚で保管し、然るべきタイミングで開封の儀を執り行いたいと思う。

 

*****

 

ただし、このMDノートには1点だけ気になる点があり、普通のノートみたいに表紙が付いていないのだ。デザイン性を意識して敢えてそうしているらしい。

その代わり、昔の文庫本を意識して「グラシン紙」という薄い紙が巻かれている。これで一応汚れは防げるということなんだけど、グラシン紙はペラッペラの薄紙なので、すぐに破けてしまう。たぶん、僕はすぐに外してしまうと思う。

 

なので、汚れやキズを気にせずに、そのまま裸の状態で使うか、それが気になるということであれば、ブックカバーのようなものを付ける必要がある。

 

だけど、僕はブックカバーというものに愛着が持てず、本を買っても絶対に紙のカバーをつけないし、革のカバーも手に馴染んだことがない。何と言うか、手触りがそんなに良くないうえに、ふとした拍子にカバーが外れることがあって、いちいち戻すのが面倒臭いのだ。

 

一応、デザインフィルさんの商品ラインナップの中には、MDノート専用のカバーも売られている。

 

www.midori-store.net

 

こういうのでも良いんだけど、果たして手に馴染むかどうか・・・。

あるいは、汚れなども含めて、ノートの経年変化を楽しむか・・・。

 

まだ開封すらしていないのに、今から悩ましい。