箱庭的ノスタルジー

世界の片隅で、漫画を描く。

2024-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ヴィレッジヴァンガードの経営不振から考える「クリエイターの作家性」について。

最近、ヴィレッジヴァンガードの経営が不調だという。 2024年5月期の決算によると、営業利益は約9億円の赤字、最終的な純損失も11億円を計上するなど、ここ数年不振が続いている。店舗数も最盛期は全国に400店舗を誇っていたが、現在はそこから100店舗ほどが…

吉田篤弘さんの本を読みながら最近思っていることを吐き出す。

最近、吉田篤弘さんの作品をちょくちょく読ませて頂いている。 吉田さんの作品を読むようになったのは、以前「月とコーヒー」という短編集を読んだのがきっかけであり、素敵な感性を持っている方だなーと、一方的に好意と興味を抱いたからだった。ちなみに今…

「夏の終わり」と聞くと「夏の終わりのジグソーパズル」を思い出す。

皆さんは「夏の終わり」と聞いて、何を思い浮かべるだろうか? ちなみに、グーグル検索で「夏の終わり」と打ち込むと、森山直太朗の「夏の終わり」か、井上陽水・安全地帯の「夏の終わりのハーモニー」がヒットする。 僕は世代ではないので後者の楽曲は知ら…

「完全に新しいアイデア」ではなくとも、「その人らしさ」が出ていれば良い。

久々にネームの進捗状況を。 現在、進捗度で言うと70%ぐらいまでは完成しているんだけど、たぶん最初に考えたネームラフ案のまま最後まで突っ走ると、「話としてはまとまっているけど、どこかで見たことのある展開」と再び言われてしまうような気がする。 …

メルカリで購入した謎のLAMY替えニブをレビューしてみる。

最近、色彩雫の「山栗」を勢い余って買ってしまった。 「インク沼にはハマらない」と言っておきながら、これを買ってしまった自分がちょびっとだけ情けない気もする。 ただ、ひとつだけ言い訳させてほしい。 2024年9月5日現在、「山栗」の50mlインクボトルは…

大学のサークルの後輩・小山くんの話

大学のサークルの後輩に小山くん(仮称)という子がいた。たしか、僕の記憶が間違っていなければ、僕が4年生のときに、小山くんは1年生だったと思う。 小山くんは偶然にも同じ高校の出身であり、在学期間が被っていないのでお互いに面識はなかったものの、僕…

過去の人間関係とか、「許す」ということについて。

僕の経験上、定期的にイジってきたり、嫌味を言ってきたり、笑い者にしてきたり、マウントを取ることでコミュニケーションを取ろうとする奴は、ぜっっっっったいに、そのうちその人のことが嫌いになって、自分の居心地が極めて劣悪になるので、そういう人だ…

僕は幸村先生の「プラネテス」に救われた。

ちょっとセンシティブな内容になってしまうけど、8月31日に横浜駅の商業施設で17歳の女子高生が12階の屋上から飛び降り、下を歩いていた通行人と接触し、搬送先の病院にて2人とも死亡したことが確認されたという。 www.fnn.jp 夏休みの最終日に起こった大変…