箱庭的ノスタルジー

世界の片隅で、漫画を描く。

2024-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2024年の振り返りと来年に向けての抱負

2024年が早くも通り過ぎようとしている。 昨年末に立てた目標を達成出来たかどうか、そして来年はどうしていきたいのかを締めくくりに書いていきたい。 *** まず、健康面での目標から。 僕は「身体とメンタルの両面において健康的な生活を送る(適正体重…

漫画家が構築すべき自分だけのメソッドとは

漫画を描いていると、「自分だけのメソッドを構築しろ」という話題をよく耳にする。メソッドとは、「こういうときは、こういう絵を描く」という自分だけのコマ割りのルールのことをいう。漫画家にとってメソッド構築はほぼ必須である。 なんで、そういうメソ…

ネームのやり方をもう一度最初から考え直す。

世間はすっかりクリスマスモードだけど、漫画家にとっては全く関係のないことなので、バチバチに漫画ネームの進捗について語っていく。 最近はネーム作業がどん詰まり状態であり、青年漫画を目指そうと思ったけど、やっぱり少年漫画っぽいものを描いてみたい…

幸せは途切れながらも続くのです。

このブログを始めてから今日で10年が経った。 なぜこのブログを始めたのか、僕はその動機・理由を全く覚えていない。10年前の記事を振り返ってみると、自分が好きなガジェットやITサービスの話をしたり、かと思ったら急に引越しの話題を持ち出したり、何の脈…

8ページエピソード制作法を考案してみる。

ふらっとカフェに寄って、川上弘美さんの「東京日記」を読みながらコーヒーを啜る。川上さんのエッセイは、たまに「ふふっ」と笑えるのが良い。僕はこの雰囲気が好きだ。 ごほん。閑話休題。 前回、8ページ漫画をいったん作るという話を書いたけど、あれをい…

完成したネームを振り返って、修正の方向性を探る。

ネームが最終ページまで終わったものの、自分の中で「本当にこの内容でいいのか」という反駁が起こり、いったん冷静にネームを寝かせることにした。 決して内容が悪いわけではないんだけども、最初にバーっとアイデアを出していって、そのアイデアを繋げるよ…

最近よく冷え込むけど、相も変わらずネームの日々は続いていく。

途中で少し躓いたものの、今のところネームが順調に進んでおり、ほぼ最終ページまで完成した。 これまでに積み重ねてきたネーム経験の甲斐もあってか、「こういうやり方はうまくいかない」「アイデアに行き詰まったら、こういう視点を持つとうまくいく」とい…

青年誌に移行するにあたって、ひとまずネームの進捗状況について。

少年誌から青年誌に移籍するにあたって、原稿が完成するまでの軌跡をブログに書いていこうと思う。今日はその第1回目。 一応、自分の中で、今年中にネームの原型を完成させて、来年の3月末頃までを目処に原稿を完成させようとスケジューリングしており、今年…

本当の自由を求めて諦めと適当の境地に迫る。

最近、新しいことをやろうと脳をフル回転しているせいか異常に疲れやすくなった気がする。 頭の中でごちゃごちゃとしている思考のスクラップをいったん寄せ集めて、「不要なもの」と「必要なもの」を峻別し、頭の中に残した「必要なもの」を眺めながらどう再…

漫画の映像演出について色々と思うこと。

今日は、漫画の映像演出について色々と思うことを書いてみる。 漫画における「演出」とは、すなわち「コマ割り」のことを指すのだけど、コマ割りと一口に言っても、色んなコマ割りがある。その作家さんの個性に委ねられている部分であり、絶対にこうしなけれ…