箱庭的ノスタルジー

世界の片隅で、漫画を描く。

2025-01-01から1ヶ月間の記事一覧

自分の限界突破を目指して。

年始に出来上がったネームに手直しを加えて、担当編集からのOKも貰えたので、そこで意識したことをメモっておく。 現在のネームを描き始めたときに、僕の中で青年漫画っぽい感覚がまだ残ったままであり、それが原因か分からないんだけど、キャラ描写が薄味に…

第2回漫画作品研究「ハッとさせる構図」

本日は作品研究第2弾ということで、山本和音先生の作品を取り上げてみたい。 星明かりグラフィクス 1 (HARTA COMIX) 作者:山本 和音 KADOKAWA Amazon 生き残った6人によると 1 (HARTA COMIX) 作者:山本 和音 KADOKAWA Amazon 山本先生は僕が好きな作家さ…

第1回漫画作品研究「読みやすいコマ割り」「意外性のある展開・反応」

今日は作品研究というか、ネーム研究をやっていこうと思います。 こういうネーム研究はシリーズ化して、定期的に実施していこうかな。今日はその第1弾ということで。 僕がまず取り上げたい作品が鈴木央先生の傑作ファンタジー「七つの大罪」。 七つの大罪(…

既存作品のイメージに引っ張られて「自分の描きたい絵」を追求してしまうことについて。

今日も元旦に引き続き、漫画創作関連のことをツラツラと。 一応、2025年一発目のネームが出来上がったものの、目新しさがあったかというと、そこまでではなく、爆発力に欠ける内容に落ち着いてしまったなーという感じがする。 この問題について、たぶんスト…

2025年一発目のネーム検討をする。

まだ2025年元旦だけど、ネームの叩き台が完成したので、忘れないうちに何を意識して描いたのかを書き留めておこうと思う。 なお、今回のネームの基本方針はこの記事の考え方に準拠している。 その中でも、一番意識したのは「流れ」であり、とにかく物語の要…