箱庭的ノスタルジー

世界の片隅で、漫画を描く。

僕の絵に関するコンプレックスについて

実家に帰省している間、イメージだけは膨らませていたので、早く描きたいという気持ちが強くなり、こっちに戻ってきてからすぐに修正作業を再開した。本当は、今日は完全オフにして、月曜から作業を再開するつもりだったんだけど、こういうのはモチベーションが高いときにやっておくに限る。

 

そのおかげか、今日で2ページ進み、現在24ページまで完了。残り31ページ。修正作業の中でも鬼門だったところをひとつクリアしたことでちょっと安心した。

 

んでもって、今日は僕の「絵に関するコンプレックス」をちょっと話したい。

 

僕は漫画を描き始めた頃から、背景だけは自信があり、決してめちゃくちゃ上手いわけではないけども、背景を褒められることが多い。最初に担当者になった編集者にも、「◯◯さんの描く背景好きです」と褒められたし、辛口の妻にも「背景は上手いと思う」との評価をもらっている。

実際、僕は背景を描くのが好きだ。Pinterestで背景写真をよく見るし、「こんな背景を描いてみたい」というイメージもよく湧いてくる。「背景を描くのが苦手」という人が多い中で、僕はちょっと変わっているタイプかもしれない。

 

ただし、その一方でキャラについて褒められたことは一度もない(笑)

 

「このキャラの表情カワイイですね!」とか、「このポーズめっちゃカッコいいです!」とか、本当はそういう褒め言葉を編集者の口から聞きたいんだけど、残念ながら一度もそんな言葉を聞いたことはなく、「ほら!このキャラの表情良いでしょ!?」と狙って描いたものは、今まで全部スルーだった。

それどころか、とある作品を描いた時に、編集者から「◯◯さんって、女の子を可愛く描けないタイプですね」とハッキリ言われてしまった。この言葉は僕の心にグサリと突き刺さり、それ以来、僕の中で完全にコンプレックスになっている。「僕の描くキャラはそんなにダメなのか・・・」と落ち込んだこともある。

 

なので、実を言うと、今回の作品の裏目標は「キャラクターを褒められること」だったりする。もちろん、他者評価はどうでも良いと思っているし、自分が納得できるんならそれで良いんだけど、もし仮に、他者から評価されたい部分があるとすればキャラクターだったりする。

 

一度でいいから、キャラクターについてなんかポジティブなことを言われたいなぁ。

・・・と思いつつ、今日はこのへんで。明日も頑張ろう。