箱庭的ノスタルジー

世界の片隅で、漫画を描く。

VCRGTAスト鯖について少し語る。

ここ最近、配信界隈でVCRGTAストリーマー鯖が大きな盛り上がりを見せている。

 

こういったスト鯖は、ARK、RUST、DAYZといった他のゲームでも大盛況だったけど、今回のGTA5についてはそれを更に上回る面白さだなと僕は思っている。この面白さは、人狼やマーダーミステリーにおけるそれと同じであり、要するに「何らかの役割を演じる」というロールプレイングゲーム的な面白さがその根底にあると思われる。

例えば、GTA5で言うなら、警察になって犯罪者を取り締まっても良いし、ギャングになって犯罪行為に走っても良いし、普通の一般市民として真っ当に生きていくこともできる。そういう役割の幅が与えられており、その役割の範囲内で個々人が自由に行動することができる。だから、プレイングが一定ではなく、プレイする配信者たちの絡みによって思いがけないドラマが生じるのだ。これが見ていてとてつもなく面白い。

 

ほんの一例を挙げると、強盗が行われそうなお店の前で張り込んでいたら、そこにノコノコと犯罪者がやってきて、その場に居合わせた警察官数名で取り囲んでタコ殴りにするとか、警察の特権を活かしてギャング側に情報を売る汚職警官が現れたりだとか、真っ当なビジネスで生計を立てていた人が犯罪の誘惑に負けてギャングの世界に足を踏み入れたりだとか。この「思いがけない出来事が起こる」というのがスト鯖の醍醐味と言っても良いかもしれない。

 

ちなみに、通常だったら人狼やGTA5のオンラインゲームは荒れる。自由度が高すぎることが逆に仇となって、ゲーム進行を妨害する意図でわざとトロール行為をしたり、他プレイヤーを執拗にPKしたり、いわゆる「荒らし行為」に及ぶプレイヤーが出てきてしまうからだ。

しかし、スト鯖では、「このラインを超えたらプレイヤー側も視聴者側も不快になる」というラインを見極めて、運営側がレギュレーションを設けるとか、あるいは、気心が知れた配信者同士なので、お互いに空気を読んで自分の言動を慎むとか、参加者全員が空気を読んだ大人の対応が取れるのだ。これも面白さを担保している必須要素だろう。

 

・・・さて、このようなスト鯖の盛り上がりにあやかるわけではないけど、GTA5やレッド・デッド・リデンプション2に対して、「操作性が悪い」とか「アクションゲームとしてゴミ」と言ってた人たちに対して改めて言いたい。

 

だーかーらー!GTA5やRDR2は、ギャング生活をロールプレイングするゲームであって、アクションゲームではないと言っただろうが!!

 

ハァハァ・・・。

 

す、すまない。これはずーっと僕が思い続けてきたことであり、このゲームの本質を勘違いしている人たちが後を絶たないのでどうしても声を大にして言いたかった。今回のスト鯖でみんなが気づいてくれたら幸いだ。

 

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閑話休題

 

最近、2D対戦格闘ゲームギルティギア」のストーリーを追っかけていて、格ゲーなのにここまでストーリーが作り込まれていることに驚愕を覚えている。それと同時に、なんだか懐かしさも感じていて、何と言うか、良い意味で昔のSFファンタジー作品って感じがする。

 

ちなみに、ギルティギアのキャラデザは神がかっており、ベッドマン?とか、設定も含めて最高だなーと思ってるんだけど、それ以上にメイの声を聞いてビビビ―っときてしまった。

 

こおろぎさとみさんじゃないか!

 

90年代のアニメとかが好きな人にとってはお馴染みの声優さんで、ちょっとのほほんとした女の子を演じさせたら右に出る者は居ないって感じ。ちなみに、僕はプラネテスのノノが好きです。