よし。次に買うパソコンはWindowsに決めた。Macとワコムドライバーの相性が悪すぎる。
もう、オイラ限界だべさ・・・。
今日もペンが反応しない不具合が発生して、ペンカーソルは表示されているのに線が描写されない謎の現象に苦しめられていた。その現象がずっと続くわけではなく、時折思い出したかのように不具合が発生するのだ。
僕の漫画原稿データは、線画、トーン、セリフ、コマ枠などを全部含めると、50個ぐらいのレイヤーで構成されており、ラスタライズ前の画像素材などもペタペタと貼ってるので、「レイヤー数が多すぎてデータが重くなっているのではないか」という疑念が浮かび上がった。要するに、マシンスペックが足りないのではないかという仮説である。
(ただし、前回も言ったとおり、クリスタを起動している時のメモリ使用量は多くても70%程度であり、通常は50〜60%程度を推移しているので、メモリを圧迫しているわけではない)
そこで、僕は「線画だけ別のキャンバスで描く」という検証をしてみることにした。
つまり、セリフやコマ枠といったレイヤーで溢れかえっているキャンバスを操作するから動作が重くなるのであって、線画レイヤーだけしか操作しないなら、余裕で動かせるのではないか…と考えたのだ(線画を描き終わったら、そのレイヤーを元の原稿にコピペすればいい)。M1 iPad Proですらサクサク動くのだから、M2 Mac miniに出来ないわけがない。
というわけで早速準備していく。
コミックファイルを作成する必要はないので、幅257mm・高さ364mmのB4サイズのイラスト原稿を600dpi・基本色モノクロで作成する。これで「商業誌用 裁ち落とし5mm モノクロ(600dpi)」のプリセットを選んだ時と同じサイズ・同じ解像度のキャンバスができた。
そしたら、元の漫画原稿から下書きレイヤーをコピーして、新しいキャンバスに貼り付け、そこにラスターレイヤーを作って線画を描いていく。これで、下書きレイヤーと線画レイヤーしかないキャンバスが出来上がった。
さあ、快適に線画が描けるはず・・・だった。
ところが・・・・である。
やはり、時折ペンが反応せず、線が描写できない不具合が起きてしまう。
アクティビティモニターを確認しても、メモリ使用量は50%程度しかない。当たり前だ。下書きレイヤーと線画レイヤーの2つしかないキャンバスが重いわけがない。
つまり、これはマシンスペックの問題ではなく、ワコムのドライバーがMacOSと相性が悪いせいで起こっている不具合ということでほぼ確定した。M2 Mac miniのスペック自体は十分足りていたわけだ。
まあ、Macと相性が悪いことは前から気づいていたけどね。なんか、こういう不具合が起こるたびに、Windowsにしようかなーと頭をよぎることもあったけど、何だかんだiPadやiPhoneとの連携のしやすさを考慮して、Macにこだわり続けてきた。iPhoneで撮った写真をicloud経由ですぐにMacにも同期できるとかね。
だけど、ぶっちゃけた話をすると、そこ以外に別にMacの利点はなく、Apple以外のサービス(Googleとか)への比重を増やしていって、「こっちでも同じことが出来るじゃん」って気づけば、たぶん呆気なくMacへのこだわりを捨てると思う。一番大事なのは快適に液タブを使える環境を確保することなわけだから。
Macのスタイリッシュさとか、無駄がない感じとかめっちゃ好きだけど、肝心のワコム液タブとの相性が悪いのが致命的すぎる。アドビのソフトとかはサクサク動くのになー。
そんなことを言いつつ、ドライバーを再インストールしたら症状が改善したので、このまま調子が良い状態が続くなら、「やっぱMac最高!」とか言ってるかもしれんけど。