箱庭的ノスタルジー

世界の片隅で、漫画を描く。

M2 Mac miniでクリスタの描写が遅くなる問題について

またまたM2 Mac miniとCLIP STUDIOとの相性問題について。

 

M2 Mac miniのスペックの話とか、これまでに発生した不具合(エラー)の話とかはこちらをご参照ください。

 

うーむ。次なる不具合として、ペンの描写に遅延が発生してきた。

 

クリスタを起動した最初のうちは大丈夫なんだけど、作業時間が長時間に及んでくると、だんだん重くなってきて、線が描写されないとか、ペンのカーソルが追従してくれないとか、そういう現象が起きる。

 

この現象はIntelCPUのiMacでも発生していたけど、①CPUのスペックやメモリ不足の問題なのか、それとも、②MacOSとワコムドライバーの相性の問題なのか、それとも、③CLIP STUDIO自体に問題があるのか・・・が、よく分からない。

 

・・・・んで、たぶん③の可能性は低い。もし、CLIP STUDIO自体に問題があるなら、ペンの描写以外にも何かトラブルが発生しているはずだから。

だとすると、「メモリ不足」か「ワコムドライバーとMacOSとの相性が悪い」か、たぶんどっちかだろうと思う。

 

だけど、アクティビティモニターを使って、クリスタで作業しているときのメモリ使用量を見ても、せいぜい70%程度である。

これは高い水準であることには違いないが、動画編集などの高負荷作業をするときなら、これぐらいのメモリ使用量になるのは普通だし、クリスタ以外の作業をやらないので、むしろ「30%の空きがある」と考えれば、良い方なんじゃなかろうか。どうなんだろう。

 

あと残っているのは、ワコムドライバーとMacOSとの相性の問題かなぁ。

MacOS下において、ワコムドライバーが不具合を起こすことはiMac時代からあったし、今回もデバイスを認識しなかったり、急にペンのカーソルが飛んだりすることもあったので、コイツが悪さをしている可能性も捨てきれない。Mac miniについてはbluetoothの接続が安定しないなど、外部機器とのコネクションに難があるしね(マウスの挙動もおかしくなったりする)。

 

www.clipstudio.net

 

セルシス公式が出している推奨動作環境によると、Apple Mシリーズチップはもちろん動作環境に含まれているし、8GB以上推奨というメモリの要件も満たしている。

ただ、その一方で、「動作に必要なメモリ容量やCPU性能は、作成する画像のサイズやレイヤー数などに依存します。一般的に画像サイズが大きく、レイヤー数が多いほど、より多くのメモリ容量や高速なCPUが必要です」という文言があり、この動作環境を満たしていても、ちゃんと動かない場合もあるよ・・・という保険をかけている。

 

もし、この文言を真に受けるなら、「あなたのパソコンではスペック不足なので、もっと高性能なCPUと16GB以上のメモリを搭載したパソコンを買いましょう」ということになるんだけど、もし仮に、今発生している不具合がMacOSとワコムドライバーとの相性に原因があるんだとしたら、次に新しいMacを買ったとしても同じ現象が発生することになる。だから単純にもっと良いパソコンを買えば問題が解決するというわけでもなく非常に悩ましい。

 

ちなみに、ネットで検索しても、M2 Mac miniでクリスタを使っている人があまりおらず、居たとしても、メモリを24GBまで積んでるとか、M2 Proチップの方のMac miniを使ってるとか、そういう人が多い気がする。

うーん。M2チップのメモリ16GBだと厳しいんかね。どうなんだろう。iMac(メモリ16GB)では普通に動いてたし、クリスタの動作を軽くする設定に変えたら、そのうち軽くなるのかしら。まだなんとも言えない。

 

まだまだ様子見かな。