3月も中盤に差し掛かったので、制作の進捗状況を。
現在、55ページのうち、14ページまでペン入れが進んだので、進捗率で言うと25%ぐらいになる。ただし、背景を飛ばしているページもあるし、後から描き直そうと思っている箇所もあるため、14ページ全てが完成しているわけではなく、正味の進捗率でいうと20%前後だと思う。
ただ、その点については、とりあえず描けるところだけでも先にバーっと描こうと考えており、現在は1日に2〜2.5ページぐらい進んでいるので、このままのペースでいけば、3月が終わる頃か、あるいは4月初頭までには、ひとまず最後のページまで完走出来そうな気はする。そっから修正を加えていく感じでいこう。
当初は、3月までに原稿を完成させることを目標としていたけど、途中でパソコンが壊れてしまうトラブルに見舞われてしまったので、スケジュールの遅れは仕方ない。このまま作業を続けていって、4月中旬頃か、遅くとも4月中には原稿を完成させよう。
んでもって、ペン入れ作業で意識していることとか、現時点で気づいたことなどをいくつか。
まず、ペン入れの時に使うブラシは、「ハッキリとした線が描ける主線用のブラシ」と「細かい描き込みをするためのブラシ」の2種類を使い分けているんだけど、主線用ブラシとして、「しげぺん改」の筆圧をイジったものと、有料ブラシである「完全再現Gペン」を使っている。ちなみに、「完全再現Gペン」を配布されているサイマンさんの別素材で言うと「建物描写素材セット」もオススメ。
(しげペン改↓)
https://assets.clip-studio.com/ja-jp/detail?id=1695306
(完全再現Gペン↓)
https://assets.clip-studio.com/ja-jp/detail?id=1716302
(汚しや影線!建物描写素材セット↓)
https://assets.clip-studio.com/ja-jp/detail?id=1731713
描き込み用のブラシについては、以前紹介した「しげペン改」の設定のままで良いんだけど、主線を描くとなると、この設定では線が弱すぎるので、僕の筆圧でも太い線が出るようにさらに設定をイジっている。
具体的な設定がこちら。
ブラシサイズ影響元の「筆圧」を「3」に下げて、「ランダム」も「80」に下げている。また、ブラシ濃度影響元の「筆圧」も「60」に下げている。
(不透明度影響設定は変えていない)
これをやることで、以前の設定よりも「太くて濃い線が出せるブラシ」になった。もちろん、筆圧を弱めれば、カスレた線も出せるし、そこらへんの使い勝手の良さは変わっていない。
ちなみに、なぜ「完全再現Gペン」を併用しているかと言うと、「完全再現Gペン」は「しげペン改」よりも扱い方が容易なGペンであり、カスレた線を描くことはできないものの、線のコントロールが簡単なので、あまり強弱を必要としない小さなコマを描く時に重宝するから(ちゃんとアナログ感もある)。
あと、描き込み用のブラシとしては、ほぼ「しげペン改」だけで何とかなるんだが、時と場合に合わせて、「ぼてじわ線画」「かしペン」「723勇者のペン」を使い分ける感じ。
「ぼてじわ線画」はそれほど線に強弱がつかないので、均一の線で影やシワを描きたい時に重宝しており、「かしペン」は「しげペン改」より太めに描き込みたい時に使う。「勇者のペン」はグッと力を込めるとインク溜まりを作ることができ、かなり太めの線を引くことができる。繊細に描きたい時ではなく、コミカルなデフォルメ絵を描く時に合っている。
(ぼてじわ線画)
https://assets.clip-studio.com/ja-jp/detail?id=1813883
(かしペン)
https://assets.clip-studio.com/ja-jp/detail?id=1708763
(723勇者のペン)
https://assets.clip-studio.com/ja-jp/detail?id=1761605
あと、変わり種のブラシとして、「墨筆ブラシ」を使うこともあり、最初はこれで全部の主線を描こうと思ったけど、あまりにもクセが強すぎたため途中で諦めた。ただ、荒々しいタッチの絵を描く時にはこれでイケる。
(墨筆)
https://assets.clip-studio.com/ja-jp/detail?id=1564809
というわけで、僕がペン入れで使っているブラシは、大体この5〜6本を使い回すような感じで、ベタとか影については選択範囲を取ってからハッチングブラシをササーッと塗って、場合によってはガーゼやカケアミ系のブラシで削る・・・みたいな工程で進めている。
こういうブラシって、こだわりだすとキリがなく、本当はどれか1本に絞った方が良かったりする。その方が絵柄も安定するし、自分の作風の確立にも繋がるので。なので、これからブラシをどんどん選定していこうかなー。