箱庭的ノスタルジー

世界の片隅で、漫画を描く。

ガサガサ系ブラシの使い道と賀来ゆうじ先生の絵柄について。

今日はメンタルが少しやられていたのと、体調が芳しくなかったこともあって、あまり練習が出来なかった。賀来ゆうじ先生の絵をちょっと模写したぐらいかな。ただ、練習量が少ない割に、色々と収穫があったので書き残しておこうと思う。

 

まず、1点目がブラシについて。

僕は普段クリスタで絵を描いているんだけど、気になるブラシがあったら片っ端からダウンロードしてしまう性分であり、ブラシツールがごちゃごちゃになっていて、「これは何のためにダウンロードしたんだっけ?」みたいなカオスな状態になっていた。

そこで、ブラシを種類ごとに整理整頓し、名前も「◯◯用」みたいに分かりやすいものに変更したところ、必要なブラシとそうでないブラシが分別出来てめちゃくちゃ視認しやすくなった。特に線画用のブラシについては、「Gペン系」とか「ミリペン系」というように整理したおかげで、「こういう場面ではこれを使おう」という方針を立てやすくなったと思う。整理して良かった。

 

んで、2点目が「ガサガサ系のブラシ」の使い道について。

僕は以前から「ガサ伽サ線画ペン」とか「不器用わりばしペン」といったいわゆる「ガサガサ系のブラシ」を所持していたものの、どこで使えば良いのかさっぱり分からなかった。と言うのも、これまではデフォルメの強い絵柄だったため、どうしてもGペンとかミリペンのように「はっきりとした線」が出せるブラシの方が使い勝手が良かったから。

assets.clip-studio.com

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だけど、今回賀来ゆうじ先生の絵を模写するにあたって、線を重ねるようなラフな描き方ができるブラシを使おうと思い立ち、先述のガサガサ系のブラシを使ってみたところ、この感触がめちゃくちゃ良かった。たぶん、リアル系の絵柄(特にカッコよさを出したい場合)と相性が良いんだと思う。僕は今までそういう絵柄を避けていたので気づかなかったけど、わざと線を汚く描くのもアリだなーと感じた。

(先日記事にしたつるまいかだ先生もそういう絵柄だった)

 

最後の3点目が賀来ゆうじ先生の顔バランスについて。

賀来ゆうじ先生はちゃんと目と目の間隔を空けるタイプの作家さんであり、めちゃくちゃ僕の好みだなーと感じた。僕がペルソナの絵柄が好きなのもそこが理由だし、もっと遡るならエヴァの貞本義行先生のキャラデザもそういう感じなんだよね(貞本先生の絵を見ていると、本当に冗談抜きで目2個分ぐらいの間隔が空いていたりする)。たぶん、この世代の人は少なからずそういう美的感覚を持っている人が多いと思う。

逆に、最近の若い人の絵柄は、目と目の間隔が狭いような気がする。目0・5個分ぐらいしか空いていない。若い人の絵柄に限った話かもしれないけど、目の横幅が広くて、ほとんど目と目の間隔が無いような絵を見ると、若い人の美的感性だなーと感じる。年齢を重ねていくにつれて、そういった美的感性が現実にどんどん寄っていって、目と目の間隔が広がっていくのかもしれない(笑)

 

まあ、それはさておき、賀来ゆうじ先生の絵柄は僕の好きなバランスなので、是非参考にさせてもらおうと思う。というわけで本日は以上。