箱庭的ノスタルジー

世界の片隅で、漫画を描く。

ネームの修正ポイントをまとめる。

下書き(というかほぼネームの修正)が半分ぐらいまで進んだので、ここまでの感想をまとめておく。

 

まず、ここまでの修正の中で、ちょっとイマイチだなーと思っていたページについてはかなり改良できている実感がある。見せ場となる絵を大きくしたり、平面的な絵をカメラアングルを工夫して立体的に見せたり、うまく伝わらない部分についてはコマを足すなどして修正していった結果、前よりも分かりやすく、魅力的なネームに改良できたんじゃないだろうか。

僕は、「全ての絵が同じぐらいの大きさになってしまう」「絵が平面的になってしまう」「人物の位置関係を示すコマを省略してしまう」といったクセがあり、今回ネームを修正していて、そのことを強く実感している。そのせいで「伝わりづらい」「分かりづらい」という感想に繋がってしまっていたので、この点については、しつこいぐらい「大きく、ダイナミックに、丁寧に描く」と自分に言い聞かせたい。

 

さて、あとは残りの修正部分なんだけど、どうしても最後のシーンがイマイチだなーという感想が拭えない。現在のネームだと、まとまっていると言えばまとまっているが、それほど主人公が困難に直面していないし、「その困難を乗り越えた!」という感じがしない。

何と言うか、そのままスーッと最後まで駆け足でいっちゃったって感じ。要するに、困難が足りていないし、ページも足りていない。あと、ストーリーの本筋とは関係のない要素も多くて、話が脱線している感じもする。その余計な要素があるせいで、いたずらにページ数が増えて、よく分からない感じになっている。

 

そのため、①まずは見せたいポイントをもう一度考えて、そのポイントだけに絞る。そして、②主人公に降り掛かる困難と、それを克服する過程をもっとダイナミックに描く。最後に、③ぶっちゃけページ数は増えてもいいので、よく分からない感じで終わるぐらいだったらページは増やす。・・・・という感じで修正していきたい。

 

一歩ずつ。一歩ずつ。