箱庭的ノスタルジー

世界の片隅で、漫画を描く。

12ページの漫画を納稿したものの反省しかない。

年明けぐらいからずーっと描いてきた作品について、考えても考えても終わりが見えてこないので、とりあえず冒頭の12ページだけペン入れをして納稿した。今回は1社だけWeb持ち込みをしてみて、特に感触がなければSNSなどにアップすることもなく、そのままお蔵入りにしようかなと思う。なんだか酷く疲れた。。

 

今日は漫画を描きながら思っとることを吐き出そうかな。うん。

 

まず、いつになったら絵が上手くなんねんっていうね。そういう忸怩たる思いがありますよ。デッサンも下手だし、ペン入れも下手だし、原稿を出力した後に肩がガックリ・・・と落ちるあの感覚。他の漫画家さんみたいな絵がいつになっても描けん。

何というか、線も弱いしね。デジタルって線が細くなりがちだから自分が思ってるよりも太く描かなければならないと分かっていても描けないんだよね。ビビって細く描いちゃう。そしたら出力する時に「あ、ヤベ。線が細い」ってなる。あとは何というか、液タブでは綺麗に見えているトーンやベタも、出力すると全然違って見える。何でなんだろう。4K解像度の液タブなのに・・・。このデジタル特有の悩みをずーっと延々と繰り返している気がする。

そういうのを避けたかったらいちいち確認用のモニターに写しながら確認するとか、試し刷りをするとか、そういうことをしなきゃいけないんだろうな。この感覚のズレみたいなのを本当にどうにかしたい。。

 

あとは作品の方向性とか絵柄。今回はコメディ路線で描いてみたけれど、これが良いのか悪いのかもよく分からない。シリアス展開の作品よりかは良いと思っているんだけど、だからと言って自分に完璧に合っているとも思わない。つまり、自分に合っている作風がまるで分からん。暗中模索・五里霧中。

絵柄も然り。デフォルメの絵柄が良いんじゃないかと思って、今回はデフォルメ強めの絵を意識しながら描いたんだけど、慣れていないせいか自然とリアル寄りの絵に戻っていってしまう。結局、自分が考えている物語に合っているのはデフォルメ絵柄ではないのではないかと思わなくもない。これについてはただの実力&経験不足ってだけだけど。

 

まー要するに、単純に下手なんだよな。ああ、下手だ。まじで下手。描いても描いても「違う。コレじゃない」ってなる。「良い絵が描けたぜ!」とか「これが俺の絵だ!」っていうものが1ミリも無い。その感覚のある人が羨ましい。はぁー、練習するしかない。