箱庭的ノスタルジー

世界の片隅で、漫画を描く。

久しぶりの練習記録

今日は久しぶりに練習記録でも書いていきまっしょい。

 

最近はちょっとずつ練習のペースも戻ってきており、比較的満足のいく絵が描けている感じがする。点数で言えば、5〜60点ぐらいなんだけど、方向性としては間違っていないというか、以前に比べてやりたいことが出来るようになってきたと思う。

例えば、影の塗り方にしても、本当にその影が正しいのか(光源の位置や強さは適切なのか…等々)という観点ではなく、その影を塗ることによって、どういう風に印象が変わるのかという観点で考えられるようになってきた。要するに、デッサン的な正しさよりも、印象を優先できるようになってきたというか。構図やレイアウトを考えるときに、いきなりパースから考えるのではなく、ラインや明暗から考える…みたいな思考パターンに変わってきたように思う。もう少しコントラストを強めにしたいから、手前に何かオブジェクトを置こう、とかね。大事なのは、本当にそれが絵として正しいのかどうかではなく、「見た人にどう感じて欲しいのか」なので。

 

キャラを描くときも、以前だったら、顔のパーツとか身体のバランスを正しく描かなくてはいけないという意識が強すぎて、硬い印象の絵になることが多かったけど、最近はデッサンよりも、自分の感覚とかイメージを先行させて描けている気がする。まだまだその要素が弱いけど、方向性としてはこれで良いんじゃないだろうか。

 

ここまでやってきた収穫としてはそんな感じ。

 

その一方で、もちろん課題もあって、僕は自分の感覚やイメージを優先させると、どうしても線が雑になってしまう弱点がある。見方によっては線に勢いがあって、プラスに働くこともあるんだけど、現時点ではまだ粗っぽさが目立っており、もっと線を丁寧に描かないとなーと反省している。

また、メインで使っている「しげペン改」は、主線で使うと、どうしても線が弱くなってしまう傾向があるため、主線に関してのみ筆ペンのようなものを使おうか悩み中。あと、細かいところの描き込みがどうしても手抜きになってしまうため、ここに関しては、雑だなーと感じたら「ゆっくり、丁寧に」と自分に言い聞かせたい。勢いも大事だけど、丁寧さはもっと大事。

 

もう一つの課題としては「光」かなぁ。よー清水さん著の「絵がふつうに上手くなる本」にも記載のとおり、絵が上手い条件として「光が感じられる絵」が挙げられているけど、僕はまだまだ光の表現が出来ていない。ここが最大のウィークポイントだと思う。

 

もっと研究しないと。