箱庭的ノスタルジー

世界の片隅で、漫画を描く。

「自分が思っている3倍の太さで描け」というのはマジである。

以前、僕はこちらの記事の中で、スカーレット・ベリ子先生の動画を紹介し、先生が「デジタルでアナログっぽい線を描きたいなら、自分が思っている3倍の太さで描け」と指南されていることを紹介した。

 

pochitto.hatenablog.com

 

「3倍」と聞くと、いくらなんでも暴論ではないかと尻込みしてしまうが、これは暴論でも何でもなく、至って普通の正論であり、デジタルの線画作業において、この意識はめちゃくちゃ重要だと僕は思っている。

 

というのも、自分の中で「太い」と感じる線を描いたつもりでも、実際にその原稿を11インチのiPadで確認してみると、全然線が弱かったりする。実際、今日ペン入れ作業をしていて、このギャップが発生してしまい、思わず「あれ?」と戸惑ってしまうぐらい線の印象が違った。

なんでこのようなギャップが発生するかと言うと、大画面の液タブでは絵が大きく引き伸ばされているので、自分の手元にある線が太く感じてしまうことが主な原因である。そのため、実際の原稿サイズの寸法で表示したときに、線が縮小されて細くなってしまい、線の印象にギャップが生じるというわけだ。

 

つまり、「3倍の太さで描け」というのは大げさでも何でもなく、本当にそれぐらいの感覚で描いて丁度良いと思う。僕の場合は、下書きの時に描いた線が目安になりそうな気がしていて、少なくとも主線についてはこれに近い太さで描かないと、絵の印象が弱くなると感じている。

 

線の太さの感覚については、液タブで作業していると本当に分からなくなってしまうので、毎回毎回iPadに表示させて、その度に調整していく必要があるかなー。今回のペン入れはこの工程を徹底したい。

 

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閑話休題。

 

僕はいつかもっと大きなデスクに買い替えたいと思っていて、ずーっと欲しいと思っているデスク天板がある。

 

THE TABLE / 無垢 杉 ヴィンテージスタイル × Black Steelkanademono.design

 

それがKANADEMONOさんの「無垢 杉 ヴィンテージスタイル」である。お値段は税込みで83,000円なり。ちなみに、このデスクは2年前は6万円前半だったんだけど、2万円も値上がりしてしまった。近年の円安と物価高騰の影響だろう。

 

ヴィンテージスタイルについては、デスクに凹凸がない方が良い(ちゃんと表面加工している方が良い)という意見の人もいるだろうけど、僕は、この板間に段差がある感じとか、木目が剥き出しになっている感じとかがめちゃくちゃ好きで、たとえて言うなら、コンクリート打ちっ放しの壁が良い・・・みたいな感じに近いかもしれない。変に着飾っていないところが良いというか。

植物などの緑のインテリアとも合いそうだし、僕が持っている黒系のガジェットとの相性も良さそうに感じる。まあというか、たぶんこのデスクの上に何を置いてもカッコよく見えると思う。

 

いつになるか分からないけど、もし次にデスクを買うならこれにしようと決めている。でも、それはいつになるだろうか。