箱庭的ノスタルジー

世界の片隅で、漫画を描く。

ロジクール MX KEYS Miniを注文したので漫画作業環境におけるキーボードを語る。

僕はこれまでApple純正のMagic Keyboard(テンキー付き)をずっと使ってきたんだけど、僕の作業環境には合っていなかったため、いい加減キーボードを買い替えようと思い、ロジクールのMX KEYS mini 700GRに変えることにした。

 

 

メルカリで状態の良さそうな新中古品が1万円以下で売られていたので、条件反射的にポチってしまった。譲って下さった方に感謝したい。

 

ちなみに、MX KEYS mini for Macを買うことも考えたんだけど、US配列に慣れていないし、M2 Mac miniを使っている人の中には、普通のMX KEYS mini 700GRを使っている人もいたので、たぶんBluetooth接続の安定性も大丈夫だろうと思っている。

(ただし、iPadのBluetooth接続が途切れる現象がいくつか報告されており、やや不安である)

 

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さて、問題は「なんでApple純正のMagic Keyboardが自分に合っていなかったのか」という点だ。今日はこの点を切々と語っていく。

 

 

元々、このキーボードは、4〜5年ほど前にiMacと同時に購入した。

 

その当時は、趣味でブログを書くぐらいであり、デスクの上にこういう横長のキーボードがデデーンと置かれていたらカッコいいだろうと思って、テンキー付きにした。本当にそれぐらいの理由しかない。

当然のことながら、Macとの相性も良かったので、接続が切れるとか、キーが押しにくいとか、そういうこともなく、最初は何の不満もなかった。たぶん、macでテキストを打つ作業をメインでやっている人なら、このキーボードでも何の不満も無いと思う。

 

・・・・ところが、本格的に絵を描くようになり、デスクの上に液タブを置き始めてから状況が変わり始める。

 

邪魔になってきたのだ。

 

僕がデスクで作業をする時、ほとんどの場合は液タブに向かってペンを動かす時間であり、キーボードを使うタイミングがなかなか無い。キーボードのショートカットキーを使って絵を描く人も多いけど、僕は左手デバイスとしてTabmateを使っているため、余計にキーボードの出番がなくなる。

 

しかし、かと言って、全く使わないわけではない。こういうふうにブログを書くときは当然キーボードを使うし、それ以外にも、調べ物をしている時、作品のプロットを作っている時、原稿にセリフを打ち込んでいる時など、キーボードを使うタイミングは確実に存在する。

 

つまり、僕が使っているテンキー付きのMagic Keyboardは、そんなに使う頻度が多くないにもかかわらず、テンキー付きなのでデスク上でそれなりに場所を取ってしまうし、かと言って、キーボードを使う機会をゼロにすることもできないので、手の届く位置には置いておかなければならず、置き場所をどうしたら良いのかずーっと分からない状態が続いていた。

(液タブで絵を描いている人だったら全員が同じことを感じていると思う)

 

しかも、僕が使っている液タブは24インチのCintiq Proなので、デスクの大半を液タブが占拠しており、絵を描いている時はキーボードの置き場所なんて本当に無いに等しい。

液タブをアームで浮かせているので、デスクと液タブの隙間に置いとくとか、デスク横にキャビネットを持ってきて、そこに置いとくとか、なんとかやり繰りしてきたが、「テンキーなんてほとんど使わんのに、なんでこんなにデカくて邪魔なんだ!」という憤りを感じていたのが本音である。

 

ごめんね。君は悪くないんだけどね。

 

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しかも、このMagic Keyboardには、あと2つ弱点がある。

 

まず1つ目。

 

Apple製品との相性が良いので、当然iPadとかにも使えるんだけど、Bluetoothの接続切り替えが簡単には出来ないのだ。

最近の機種は知らんけど、少なくとも僕が使っている古いモデルは、新しいデバイスに繋ごうと思ったら、一度Bluetoothの接続を切ったあとに、新しいデバイスでBluetoothを接続し直す必要がある。要するに、とーっても面倒くさい。

 

僕は最近iPadでの作業も増えてきており、原稿の文字入れはiPadでやりたいと考えているので、余計にこの切り替えの面倒臭さが気になってしまう。

以前、iPad用のキーボードを買ってみたものの、このキーボードが微妙だったので、安価なキーボードに対する恐怖心があり、かと言って、iPadのためだけに高価なキーボードを買うこともできず、八方塞がり状態に陥っていた。

 

pochitto.hatenablog.com

 

2つ目。

 

外に持ち出せるサイズではないので、自ずと家で据え置く以外に用途がなくなってしまう。テンキーなしタイプなら持ち出しも可能なんだろうけどね。何でテンキー付きにしてしまったんだろうと自分を責めたくなる。

 

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これまでの話をまとめると、僕がキーボードに求めている条件はこうなる。

 

  • 外に持ち運べるぐらいのコンパクトさ(デスクの上で邪魔にならない)。
  • 頻繁に場所を動かすので、有線ではなくBluetooth接続タイプ。
  • MacとiPadで併用したいので、接続を簡単に切り替えられる機能。
  • Magic Keyboardの浅いキータッチに慣れてしまったので、同じような浅めのキー。
  • ストレスを感じない程度のキーピッチ。

 

というわけで、色々と探したらロジクールのMX KEYS miniにたどり着いた。

ちなみに購入した色はグラファイトであり、デスクの色合いと合っていると思っている。

 

まあ、実際に使ってみてどう思うかは分からないんだけど、そん時は使用感のレビューでも書こうかな。