ミドリMDノートに対する印象がまたまた変わってしまった。
僕は1年ぐらい前に、MDノートに対して結構批判的なことを書いたのだけど、少なくとも普通のMDノートに関してのみ言えば、あの評価は間違っていたことに気づいた。
今日はその懺悔を込めて、この記事を書かせて頂きたい。
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昨日、ちょっと事情があって、普段使っているA5サイズのBIBLIO NOTE(ビブリオノート)よりも小さいノートが欲しくなり、ビブリオノートを取り扱っている文房具屋まで足を伸ばした。ビブリオノートのA6サイズを買おうと思ったのだ。
しかし、文房具コーナーのどこを見渡してもビブリオノートが見当たらない。どうやらビブリオノートを取り扱わなくなってしまったらしい。
そうなるとネットで注文するしかないんだけど、ビブリオノートはマーケットプレイス出品者の商品なので、Amazonプライムに加入していても600円の配送料が別途かかってしまう。毎月600円払っているのに二重で払うのはダルい。
うーんどうしようかなぁ・・・。
と、悩んでいたところに、MDノートが目に入った。
まあ、せっかくここまで来たし、MDノートを買って帰ろうと思い、MDノートのB6・新書サイズの無罫を購入してみたのだった。
最悪このノートについては、ボールペンで書き殴る雑記帳にすれば良いや。
なんとなくそう思っていた。
・・・ところがどっこい。
ビックリするぐらい万年筆のインクが馴染むではないか。
LAMYのブラックインクを吸わせたLAMYアルスターで書いてみたら、スーッと滑らかに線が引ける。引っかかる感じもしないし、前回のように「紙の上に浮く」「水気を弾く」という感覚もない。パイロットのカクノ(EF)で書いても同じ。やっぱりめちゃくちゃ万年筆と相性の良い紙だった。
うーむ。だとしたら、前回のアレは一体何だったんだろう。使っているインクも同じだし、その時使っていたパイロットのライティブは、カクノと同じニブである。感覚の違いが出るはずはないのに、とても不思議だ。たまたま変な個体だった・・・とか?
まあとにかく、
ミドリMDノートはめちゃくちゃ万年筆との相性が良かった。
これだけは声を大にして訂正しておく。
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というわけで、今後はMDノートのB6無罫をリピすることに決めた。
ビブリオノートはネット注文するしかなく、別途配送料がかかってしまうけど、MDノートだったら近所の文房具屋にも売っており、いつでも簡単に入手することができる。これは僕にとっては結構大きなアドバンテージになる。
また、B6サイズ(新書サイズ)も取り扱っているというのがなかなか憎い。
A6サイズ(文庫本)はメモ帳として使うならベストサイズだけど、ノートとして使う場合は「やや小さい」という印象を受けてしまう。その点、B6サイズは「大きすぎず、小さすぎず」という丁度良い塩梅であり、アイデアを描き殴ったりするのにベストサイズだと思う。
ちなみに、B6サイズ(新書サイズ)というのは、コミック単行本とほぼ同じ大きさである。
並べてみるとこんな感じ。
少しコミック単行本の方が大きいが、「ほぼ同じ」と言って差し支えないと思う。
なので、漫画に慣れている人だったら多分B6の方がしっくり来るはず。
・・・というわけでMDノートに対する印象がまた変わったという話でした。