ついこないだメルカリを見ていたときに、以前から欲しかった限定モデルの万年筆が売られていて、値段も安かったのですぐさま購入しようとしたのだけど、その出品者の属性が気になって、購入ボタンを押すのを躊躇った。
その出品者は、なんというか全体的に雑なのだ。
商品は自宅のカーペットの上に直置き。写真もブレていたり、解像度がボンヤリしているものが多く、出品ラインナップも、若者が好きそうな服やアクセサリーがズラリと並んでいて、そこから推察するに「20代前半ぐらいのノリノリの男性」という印象を受けた。
僕はしばらく「うーん」と頭を悩ませる。なんだか嫌な予感がする。その出品者の評価を見ていると、低評価が1件付いており、「発送が遅い」というコメントだった。僕が思うに、メルカリで低評価がつくのはよっぽどイラッとさせられたケースしかない。普段の僕だったら、絶対にその出品者から買うことはない。
ただ、「限定商品が安く手に入る」という点を重視し、僕は「ええい、もういいや」と腹を括って、その出品者から買うことにした。
・・・しかし、この悪い予感は見事に的中する。
発送までの日数が「2〜3日」と設定されているのに、3日経っても発送される気配がない。「発送が遅れる」という連絡もない。僕は非常にヤキモキとした気持ちになりながら、ただ発送を待つしかなく、結局4日目になってようやく発送された。しかも、こちらから「発送はまだですか?いつ頃になりますか?」と催促してやっとである。
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僕はアホだなーと思う。
買う前から「発送が遅いかもしれない」「対応が雑かもしれない」と分かっており、あと数千円を上乗せして、Amazonや正規ショップで買っていれば、イライラすることなく、購入した翌日には届いていたのである。そしたら、このブログを書くこともなかった。
人生において一番無駄な時間は、「本来は避けることが出来たはずの対人ストレスに苛まれること」である。いちいち買い物をする際に、「発送はいつなのか?」「なぜ連絡を寄越さないのか?」などとイライラしている時間が勿体無い。人生はそんなに暇じゃない。
それゆえに、もし対人ストレスを感じるリスクがあるなら、それを回避することに全力を費やすべきであり、それを回避するための費用は人生における「必要コスト」と捉えるべきだ。
そんなことをまざまざと痛感した秋の暮れでした。
