スケッチ・ドローイングのやり方は人それぞれある。
鉛筆やシャーペンを使ってドローイングをする人もいれば、色鉛筆・クレヨン・パステルを使う人もいるし、ミリペンや万年筆といったインクペンを使う人もいる。
色の乗せ方も様々で、水性染料のインクで描いた線を水彩筆でぼかしながら陰影をつけていく人もいるし、油性マーカー(コピックなど)を使う人もいるし、水彩絵具を使う人もいる。全く色をつけずに、線だけで陰影や質感を表現しようとする人もいる。
当たり前だけど、正解なんて無いし、自分が「好きだ!」と思うやり方を見つけて、そのやり方を自分のアートワークに合うようにカスタマイズしていけば良い。
******
じゃあ、お前はどうなんだというと、
僕は最近、水性顔料のインクペンで線画を描いたあとに、水性マーカーや水性カラーペンで着色するのが、一番楽しいスケッチだという結論に到達した。とにかく気楽なのが良い。
僕が使っている水性ペンは主に2種類あり、ひとつは無印良品の「水性サインペン」。
もうひとつは、呉竹の「クリーンカラー リアルブラッシュ クールグレー」。
基本的には、この2つしか使わない。
無印良品の「水性サインペン」は、少しくすんだ色合いなのが僕の好みであり、スケッチだけでなく、文字装飾などにも使える万能マーカーである。1本150円という安価な値段設定もありがたい。
呉竹の「クリーンカラー リアルブラッシュ」は、ちょこちょこっと彩色するのに適しており、「ちょっと陰影をつけたいなー」という時に大活躍する筆ペンである。
僕は、光と影のコントラストさえ確認できればそれで良いので、「クールグレイ」というグレー系の筆ペンしか持っていないんだけど、逆に言えば、クールグレイ以外は要らないので、何色も揃える必要がなく、非常に経済的である。
ちなみに、いずれも水性ペンなので、普通のノートでも裏抜けしないし、気軽に使えるのが良い。
実際にアイデアスケッチに使ったのがこちら。
僕はこれぐらいのスケッチしか描かないので、本当に丁度良いと感じる。
ちなみに、耐水性のある水性顔料のミリペン(ピグマ0.05、0.1)で線を描いているので、全く滲むことはない。
ただ、無印良品のサインペンは色を塗ることには適していないので、ちょっとワンポイントで色を乗せたいときのために、クリーンカラー リアルブラッシュシリーズの中の「ポップカラー」という4色セットだけ買ってみようかなーと、ちょっと考えている。
******
次回は、スケッチで使う線画用のペンについて、色々と思うことを吐き出します。
ではまた。