箱庭的ノスタルジー

世界の片隅で、漫画を描く。

空気清浄機なんて要らん・・・という話

今年の4月頃に買ったSHARPの空気清浄機が盛大に逝った。まあ、もっと平たく言うと壊した。

 

僕はアレルギー性鼻炎や喘息を持っていて、ハウスダストとかペットの毛とか花粉といったものにものすごーく敏感である。今年に入ってからアレルギー症状がひどくなってきたので、少しでも症状を和らげようと思ったのが購入のきっかけだ。

しかし、この半年間で、一切アレルギー症状が緩和されることはなかった。空気清浄機を常時稼働させたところで、定期的に耳鼻咽喉科に通院せねばならないことに変わりがなかったし、僕の疑念は日に日に増して行った。

 

まず、ホコリ。

勘違いしている人も多いと思うので、ひとつ釘を差しておくと、空気清浄機をつけたとしても普通にホコリは溜まる。ホコリの量が減って、お掃除の回数も減る…というわけでもない。僕の感覚的な話をすると、空気清浄機を付けようが付けまいが、ホコリの量はぶっちゃけ変わらない。ホコリが気になるのであれば、それこそ定期的に掃除機をかけるか、あるいはルンバのようなものを買った方が100%マシだと断言しておく。

 

次に、匂い。

最近の空気清浄機は微小な粒子にも反応するようになっていて、匂いとかPM2.5といったものも検知してくれる…らしい。ただ、これに関しては、「本当にキレイにしてくれているのか、人間には全く分からん」というレベルの話で、例えばオナラをすると、確かに空気清浄機は反応するのだが、空気が綺麗になっている実感は残念ながら全く無かった。それぐらいの匂いだったら時間が経てば勝手に消えるし、人間の感覚レベルの話で言うなら、空気清浄機を使って綺麗にするほどの匂いでもない。

かと言って、部屋の中に充満している食べ物の匂いといった強烈なものについては、全然キレイにならない。もっと言うなら反応すらしない。時間が経てば勝手に消えるオナラの匂いには反応するのに、持続的に発せられる食べ物の匂いについては反応しない・・・って、逆だろと言いたい。

 

最後は、加湿機能。

僕が購入した空気清浄機には加湿機能も付いており、常に適切な湿度をキープしてくれるらしいのだが、これについても本当かどうかぶっちゃけ分からない。最近気づいたのだが、朝目が覚めると口の中がカラカラになっており、明らかに空気は乾燥しているとしか思えない。タンクの水は減っているので加湿はしているんだろうけど、全く加湿機能を実感できないというのが本音だ。

 

つまり、僕が購入したSHARPの空気清浄機は、空気中のアレルゲンを取り除いてくれるわけでもないし、ホコリの量を減らすわけでもないし、継続的な匂いを除去してくれるわけでもないし、僕が満足するレベルの加湿をしてくれるわけでもなかった。

にもかかわらず、時折「ブオー」と音を立てて、何かを除去しようとしているのだが、一体何に反応しているのか分からないし、ただただうるさい(どうせ、こちらが取り除いて欲しいと思っているものを取り除いてくれているわけでもない)。ベッドに入って寝ようとしている時に限って、音を立ててくるので、カチンときて電源ボタンをガツンと押したら、ボタンが凹んで動かなくなってしまった。テヘペロ。

 

まあ、これまで何となく惰性で使用してきたが、これで空気清浄機とはお別れである。

ネット上にはやたらと空気清浄機を推している人たちがいるが、具体的にどういう部分に満足しているのか教えて欲しいと思う今日この頃だ。