箱庭的ノスタルジー

世界の片隅で、漫画を描く。

2023-01-01から1年間の記事一覧

ロングショットとアップショットのブラシの違いについて。

今日は、模写2枚と二次創作イラスト1枚。 絵については、もうちょっと時間をかけても良いんだけど、1日でどこまで描けるか…っていう部分も知りたいし、とりあえずは1日1絵を続けていこうと思う(どこかに投稿するわけでもないし)。 んでもって、気づいた点…

ラフな線を目指したいけど難しい。

僕はきっちりとした線を描き過ぎている感じがする。 全ての線をきちんと綺麗に描き過ぎて、絵が硬いし、迫力がないし、荒々しさとかそういったものがあんまり伝わってこない。わざとラフなタッチで描いた絵を目指したいんだけど、一朝一夕に身につくものでも…

顔のバランス(瞳の大きさ)を模索していく(2)

前回に引き続き、今日も顔のバランスについての備忘録。 僕はずーっとデフォルメの絵柄でやってきたせいか、リアル系の顔がマジで描けなくなっている。今日は試しに五条先生の模写をやってみたんだけど、いやー結構酷いね。全然違うわ。 少年っぽい・・・と…

顔のバランス(瞳の大きさ)を模索していく(1)

今日は朝から出かける用事があったんだけど、めちゃくちゃ道が混んでいて、何事かと思ったら、どうやら今日は夏休み最後の週末だったらしい。なるほど。それでどこもかしこも渋滞してたのか。世のお父さん、お母さんお疲れ様です。 まあ、そんなこんなで渋滞…

ペン入れはオマケって話と今後の練習方針について。

少し前に、さいとうなおき先生が Youtube動画で「絵の出来栄えは下書きで決まる。最後のペン入れはオマケに過ぎない」と仰っていて、その時は「なるほど」と思ったものの、心のどこかで「本当にそうなのか?」という疑いの心も若干あった。 だけど、最近もう…

絵は「面倒臭い」と思った時点で負け。

練習記録2回目。 今日は、面倒くさがらずに細部のディテールを上げることを意識した。やっぱり「面倒臭がらずに細部をこだわる」というのは、絵が上手い人に共通して言えることだと思う。細部への描き込みが尋常じゃないというか。一切妥協しないというか。 …

堀越耕平先生の絵から学んだこと

もう一度初心に立ち返って、自分の絵をイチから鍛え直そうと決意したので、このブログでは絵の練習記録をつけていこうと思う。練習記録自体は不定期更新になると思うけど、自分の思考を整理するためになるべく継続していきたい。 ◆◇◆◇ 今日は、現在模写に取…

個性を追求するレベルじゃないと気づいた。

最近、もう一度初心に返って、模写をやるようになってから気づいたんだけど、僕は「個性」を主張するようなレベルじゃないんだなと思ったし、そもそも根本的に画力が低いんだなと痛感させられた。ていうか、個性なんて出そうと思って出るもんじゃない。勝手…

「成長しない自分に飽きたのだ」というウメハラさんの言葉を噛みしめる。

僕は、少し前に絵柄がコロコロ変わってしまうという話を取り上げた。 けど、最近になって考え方が変わってきたので、改めてこの話題について触れたい。 pochitto.hatenablog.com 僕は、この状態をどうにかしたいとずーっと思っていて、絵柄や作風をひとつに…

ビジュアルイメージを優先させるためにはどうすれば良いのか。

ちょっと進んでは、壁にぶつかって、考えているうちに少しだけ光明が見えて、また少しだけ進んで、またまた壁にぶつかって…。創作活動は延々とトライアンドエラーの繰り返しなんだろうなと思う。 そんなこんなで、今日もトライアンドエラーをしていくかー。 …

最近気になっている絵柄についての備忘録

最近、僕が気になっている作家さんが2人いて、絵柄についてめちゃくちゃ参考になるなーと思っている部分があるので、備忘録として書き残しておこうと思う (なお、今回は絵柄についてしか言及していないけど、もちろん作品の内容も素晴らしく、機会があれば…

漫画制作において「自分をさらけ出す」ということ。

noteに投稿されている漫画を色々と読んでいて、とあるエッセイ漫画が目に止まった。 それはいわゆる創作系のエッセイ漫画で、その人は漫画を描き始めた当初、純粋に「楽しい」という気持ちで作品を描いていたものの、そのうち他人の評価を気にするようになり…

漫画デザインのこれまでと今後について

昔、Twitterを覗いていたら、漫画のコマ割りの参考資料として、デザインの本を挙げている人がいて、その頃からデザインの考え方を漫画やイラストに活かせないかなーとずっと考えてきた。 それこそ、漫画は「コマ枠」「絵」「セリフ(文字)」の組み合わせに…

宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」を視聴した感想(ネタバレあり)

本日、「君たちはどう生きるか」を見に行ったので、内容と余韻が心の中に残っているうちに、感想を書き留めておこうと思う。なお、完全に僕個人の解釈によるものなので、その点だけあらかじめご了承頂きたい。 ※注)なお、本記事には、映画本編のネタバレが…

今後の創作活動の方向性をどうするのかを決めよう。

今日、関東ではお昼時に通り雨があって、外に食べに出かけようとしていた僕を躊躇させた。少し雨に濡れながら、頑張って近所の中華料理屋まで足を運んだけど、頬を撫でる蒸し暑い熱気は間違いなく今年で一番不快なものだった。 まあ、そんなこんなで、8月に…

色んな絵柄に目移りしてしまう自分を悔い改める。

僕は、色んなことに目移りしてしまう性格のせいで、描きたいものがまとまらず、とどのつまり成長が鈍化してしまっているんじゃないかと思う。いや、逆かな。描きたいものがまとまっていないから、色んなことに目移りしているのかも。まあいいや。結局は同じ…

noteは「誰とも繋がらなくて良い」のが良い。

最近、性懲りもなくnoteを始めたんだけど、「誰とも繋がらなくて良い」という感じがめちゃくちゃ良くて、他のSNSには無いアドバンテージだなーと思う。 例えば、Twitterとかインスタって、タイムラインに嫌でも他人の投稿が流れてくるし、あなたへのオススメ…

VCRGTAスト鯖について少し語る。

ここ最近、配信界隈でVCRGTAストリーマー鯖が大きな盛り上がりを見せている。 こういったスト鯖は、ARK、RUST、DAYZといった他のゲームでも大盛況だったけど、今回のGTA5についてはそれを更に上回る面白さだなと僕は思っている。この面白さは、人狼やマーダ…

ストーリー漫画のコスパの悪さに辟易したので書き殴ります。

ここ数日間にわたってメンタルの落ち込み方が凄かったけど、ちょっとずつ持ち直してきたので、ここいらで気持ちに区切りをつけるというか、ネガティブ感情をリセットする意味でも、今考えていることをバーっと書き残しておこうと思う。あとで見返した時に、…

ネームが頓挫してからの日々を述懐していく。

ネームが頓挫してからというもの、今までの人生を悲観的に振り返ったりして精神的に辛い日々が続く。思えば、子どもの頃から否定ばかりされてきたなーとか。 僕はありのままの自分を誰かに認めてもらえた(受け入れてもらえた)という経験が極端に少なくて、…

僕は根本的に何かが欠如していると思う。

さて、どうしたものか。またまたネームが振り出しに戻りそう。 当初自分が考えていたテーマでオチまでもっていこうとすると、「何かが足りない」という感想になってしまって、2〜3個エピソードを追加した。そうすると、一応オチとしては完結しているんだけ…

やっとネームが完成したので作画作業に移っていく。

元々、6月末までに完成させるはずだったネームが伸びまくり、昨日ようやく完成した。 いやぁ、ネームを完成させるまでがほんとに長かった。4月頃からプロットを練ってきたから、かれこれ3ヶ月ぐらいか。プロットを作って、ちょっとネームを描いて、またプロ…

ポリコレや外見至上主義とは関係なくキャラの見た目の多様性を論じたい。

はじめに断っておくと、僕はポリコレにも興味がないし、外見至上主義(ルッキズム)を批判しているグループと意見を共にしているわけでもなく、もちろん、その反対側に位置する世論に与しているわけでもない。今日ここで書き記す内容は、それら世間の思想と…

「漫画貧乏」が指し示す未来について考えてみる。

こないだブックオフに立ち寄った時に、佐藤秀峰先生が書いた「漫画貧乏」という本がふと目に留まって、この本をちょっと読んだのね。今日はその感想をちょっと。 漫画貧乏 作者:佐藤 秀峰 佐藤漫画製作所 Amazon 漫画だけで食っていける漫画家なんてほんの一…

コメ欄が荒れているコラボ配信を見て思ったこと

今日は本当に取り留めのない話を。 僕には推しのゲーム実況配信者がいて、この人を仮に「Aさん」としておく。そして、Aさんには、このところ頻繁にコラボしている配信者がいて、とりあえずこの人のことを「Bさん」と呼ぶことにする。 まず最初に、それぞれの…

伴名錬とSF小説の現在地

伴名錬のSF短編集を読む前の僕は、「伴名錬という人はさぞかし有名なSF作家なんだろう」と思っていた。「SF 小説 おすすめ」といったワードでネット検索すると、決まって伴名錬の作品か、伴名錬のSF小説アンソロジーが検索上位に並んでおり、その事実が僕を…

野田洋次郎の「ラリルレ論」を読んで。

今、RADWIMPSの野田洋次郎のエッセイ本「ラリルレ論」を読み進めている。 僕は活字をたくさん読むと目と頭が盛大に疲労してしまって、それ以上何もやる気が湧いてこなくなってしまうから、毎日ちょっとずつ読むようにしている。 ラリルレ論 作者:野田 洋次郎…

新海誠、浅野いにお、リアリズム、現代的多様性

僕は新海誠監督と浅野いにお先生はクリエイターとして近しい位置にあるのではないかと思っていて、若者の満たされない思いとか、発展途上にある若者の苦悩とか、不条理な社会に翻弄される若者とか、要するに「若者の不完全な自我」にフォーカスを当てている…

ログラインの考え方をそのまま漫画に持ち込むべきではないという話

「SAVE THE CATの法則」をはじめとして、ハリウッド映画界における脚本の考え方が日本の漫画業界にも持ち込まれるようになった結果、至るところで「ログライン」という単語を聞くようになった。 SAVE THE CATの法則 SAVE THE CATの法則 …

キャラクターの変化とか作品のテーマについての考察

少年誌と青年誌の決定的な違いとして「キャラクターの変化」が挙げられる。すなわち、少年誌では大きくキャラクターが変化していくけれど、青年誌ではそれほどキャラクターに変化が起きないという特徴がある…らしい。 jump-manga-school.hatenablog.com 例え…